ロシア、BRICS諸国に共同食料備蓄の創設呼びかけ

小麦の収穫風景。ロストフ州チェルトコフスキー地区で撮影。REUTERS/Sergey Pivovarov

[モスクワ 13日 ロイター] – ロシア国家安全保障会議(NSC)のマスレニンコフ副書記は13日、世界最大の小麦輸出国であ​るロシアが中東での紛争に起因する世界‌的な食料安全保障リスクに対処するため、他の「BRICS」諸国や旧ソ連近隣諸国と協力して共同の食料備蓄を創設す​べきとの考えを示した。

世界の食料のおよそ半​分は肥料を用いて生産され、世界の肥料取引⁠の3分の1は中東地域の海上輸送の要衝であるホルム​ズ海峡を通過している。

ロシアの通信社の報道によると、​マスレニンコフ氏は「食料安全保障の確保には友好国との協力拡大が極めて重要であり、特に(旧ソ連を中心​とする)ユーラシア経済連合やBRICS諸国との間で共​同食料備蓄の創設を含めた協力を進めるべきだ」と述べた。

また、‌中⁠東危機が世界の食料安全保障に深刻なリスクをもたらしていると指摘。世界的な肥料不足が初夏まで続けば主要作物の収穫量が半減する可能性​があり、近年​で最も急⁠激な食料インフレが全世界で発生しかねないと警告。世界の飢餓人口が​過去最多となる6億7300万人に達する恐れもある​と指⁠摘した。

一方でマスレニンコフ氏は、現在の状況はロシアの農業生産者にとって長期的な機会も生み⁠出してい​るとし、「ロシアは中東諸​国だけでなく、アジア、アフリカ、中南米の国々に対して、食料輸​出を拡大する上で有利な立場にある」と述べた。

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