今から7年前、15歳で単身スペインに渡り、日本人最年少の17歳でプロデビューを果たしたバスケットボール選手がいる。昨年、川崎ブレイブサンダースに加入した岡田大河だ。なぜ岡田は「バスケの本場」アメリカではなく欧州を選んだのか。また、そんな彼がBリーグへと参戦した理由はなんだったのだろうか。《NumberWebインタビュー全3回の2回目/つづきを読む》

 ポイントガードとして“バスケットボールIQ”を磨き、体格に恵まれていなくても一流選手になるために――。そんな想いを抱き、高校進学に合わせてスペインへ渡ったのが岡田大河だ。

 日本とスペインにおけるバスケの違いを明確に感じたのは、ボールを「持っている」時ではなく、「持っていない」ときの考え方だった。

「僕はポイントガードで、常にボールを持っている選手です。スペインへ行く前は、ボールを持っているときの動きをメインに考えていました。だから、ボールを持っていないときにどう動くかをそこまで考えられていなかったし、実際の選択肢も少なかったんです。

 でも、スペインに行ってから変わりましたね。ボールに関わっていない時にどうするかが本当に重要だと気づいて。いわゆる『オフ・ザ・ボールの動き』。スペインはその部分にすごくこだわっているんです」

 ボールを「持っていない」ときの動きを、スペインで強く意識させられるのにはもちろん、理由がある。スペインで学べるバスケについて、岡田はこんな風に言語化する。

「バスケは1対1ではなくて、5対5だというのを学べました。それが最も大きかったです」

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