今から7年前、15歳で単身スペインに渡り、日本人最年少の17歳でプロデビューを果たしたバスケットボール選手がいる。昨年、川崎ブレイブサンダースに加入した岡田大河だ。なぜ岡田は「バスケの本場」アメリカではなく欧州を選んだのか。また、そんな彼がBリーグへと参戦した理由はなんだったのだろうか。《NumberWebインタビュー全3回の1回目/つづきを読む》
「コービー(・ブライアント)やレブロン(・ジェイムズ)がいるのに、なんで接戦なんだろう――?」
2012年に行なわれたロンドン五輪のバスケットボール決勝戦をTVで見て、疑問がわいたときのことを岡田大河は今も覚えている。当時、8歳だった。
「幼いころからNBAの映像はよく見ていたので、アメリカ代表の選手はたくさん知っていました。そんなアメリカが余裕で勝つだろうと思っていたのですが……。スペイン代表がアメリカ相手にすごく良い試合をして。そこで『スペインのバスケって強いんだ!』と初めて知った感じでした」
最終的にはアメリカが勝ったのだが、スコアは107-100。接戦だった。
今シーズンからBリーグの川崎ブレイブサンダースでプレーする岡田は、“逆輸入選手”である。日本のバスケ選手としては異色のキャリアの持ち主だ。
岡田は高校入学に合わせてスペインに渡り4年間、その後はフランスで2年間にわたりプレーしてきた。
八村塁(レイカーズ)や渡邊雄太(千葉ジェッツ)のように、学生時代にバスケの母国・アメリカに渡る選手や、それを目指す選手は日本にも多い。そんななかで、岡田がヨーロッパへ渡るというオリジナリティあふれる選択をしたのはなぜだったのだろうか?

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