Microsoftは長らく、ローカルアカウントを使った「Windows 11」PCのセットアップを制限してきた。ユーザーは、たとえ関連の機能を使う予定がない場合でも、Microsoftアカウントの使用を強制される。言うまでもなく、この要件は多くのユーザーを苛立たせてきた。だが、Microsoftのバイスプレジデントが、この煩わしさの回避に取り組んでいることを示唆した。
「Windows」の品質向上策の一環?
Microsoft開発者コミュニティー担当バイスプレジデントのScott Hanselman氏は、米国時間3月20日に投稿した「X」(旧Twitter)のポストで、Windowsの品質向上が自分の新たな仕事の1つだと述べ、Windowsに今後導入されるさまざまな新機能や修正点を紹介するMicrosoftのブログ記事を引用した。
すると、あるユーザーがこのブログ記事について、コンピューターを使うためだけにMicrosoftのオンラインアカウントへのログインを求める要件の撤廃に触れられていないと指摘した。これに対し、Scott Hanselman氏は簡潔ながらも希望を抱かせるコメントを返した。「そのとおり。私もあれは嫌いだ。対応を進めている」
この返信に確定的な内容は何も書かれていないが、少なくともScott Hanselman氏が、私たちと同じくこの要件を好ましく思っていないことは分かる。新しいコンピューターでWindows 11をセットアップしようとすると、ユーザーはMicrosoftアカウントの選択を強制される。ローカルアカウント自体は今も存在するが、少なくとも初期セットアップの段階では、Microsoftはユーザーにローカルアカウントを使わせようとしない。
ローカルアカウントを使いたいと考えるユーザーは、セットアップを完了すればMicrosoftアカウントから切り替えられるようになる。だが、最初にMicrosoftアカウントを作成する必要があることに変わりはない。過去には、Windowsを欺いてローカルアカウントを作成する回避策がいくつか存在した。しかし、Microsoftはそうした対策を次々と封じ、ユーザーのことをまるでしつけが必要な問題児のように扱ってきた。
「Rufus」や「Ventoy」といった無料のサードパーティー製ツールを使えば、このアカウント要件を回避し、インストール時にローカルアカウントを選択できる。だが、サードパーティー製ツールに頼らなければ自分の望む方法でWindowsをセットアップできない状況は改善されるべきだ。

提供:Kerry Wan/ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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