針谷岳晃 写真:©︎Fukushima United FC
明治安田J2・J3リーグ百年構想リーグEAST-Bグループで8位につける福島ユナイテッドは3月11日、十六沼公園天然芝サッカー場(福島県)でトレーニングを行った。
開幕4戦勝ちなしで最下位の10位に沈んでいた福島だが、同月8日に行われた第5節の長野パルセイロ戦では4-2の撃ち合いを制し、見事に今シーズン初勝利をマーク。順位を2つ上げた。
11日の練習後、主将2シーズン目を迎えるMF針谷岳晃に、現在のチーム状況や主将としての胸中を訊いた。
Jリーグ 写真:アフロスポーツ
J2勢との開幕4連戦で得たこと
ーJ2勢との開幕アウェイ4連戦、守備と複数失点を喫する厳しいスタートになりました。試合を振り返っていかがですか?
針谷:最初から厳しい戦いになることは分かっていましたが、思った以上に点差が開いてしまった試合が多かったです。そこはやはりカテゴリーの差を感じましたね。その中でも自分たちのサッカーをしっかりチャレンジできたことはプラスになったのかなと感じました。
ー第3節までは複数失点を喫していましたが、練習で守備に割いた時間はありましたか?
針谷:守備に割く時間はそこまで多くないですが、相手チームへの対策として入念に準備をする時間はありました。リーグ戦では一瞬の気の緩みや隙が生まれて失点する事が多かったので、そこは練習中から寺田(周平)監督に言われる事が多かったです。その事もあって、気の緩みや隙は多少改善してきていると感じます。
ー第4節の磐田戦はPKで敗れましたが、今シーズン初の完封試合でした。チームの守備としては、自信がついたのではないでしょうか?
針谷:昨年から無失点で抑える試合が少なかった中で、技術が高いJ2の磐田相手にゼロで終えられたことはチームとしてもすごく良いことだったと思いますし、自信にもなりましたね。
ジュビロ磐田 写真:アフロスポーツ
古巣・磐田との試合「幸せな時間」
ー古巣である磐田の本拠地・ヤマハスタジアムのピッチに、アウェー側として立った印象はいかがでしたか?
針谷:間違いなくトップレベルのスタジアムですし、僕自身もやりやすさがあって馴染みのあるスタジアムだったので、そこでプレーできたのは楽しかったですし、幸せな時間でした。
ー試合後に磐田サポーターへ挨拶していましたが、どのような言葉を掛けられたのですか?
針谷:直接具体的な声を掛けられたわけではないんですが、自分のグッズやユニフォームを掲げてくださったり、温かい声援で迎え入れてくれてとても嬉しかったです。
針谷岳晃 写真:©︎Fukushima United FC
攻撃的サッカーに手応え
ー試合を重ねる毎にショートパスが繋がるようになった印象を受けますが、針谷選手からみて今の福島サッカーの手応えはいかがですか?
針谷:欲を言えばもっともっと点を取らないといけないので、まだまだ足りていないです。その中でも良い繋がりだったり、チーム全員が絡んでゴールに向かっていくのが僕たちの良さでもあります。試合ではその姿勢を体現できている試合とできていない試合がありますが、毎試合(ゴールに向かう)意図を皆で共有できていますし、試合でも体現できていると思います。
ー第5節のホーム開幕戦(長野戦)は、結果・内容ともに伴った勝利だったと思います。チームとしてやりたいことが体現できた試合だったのではないでしょうか?
針谷:1点でも多く(得点を)取ることが僕たちのサッカーです。もっと取れる(悔しい)シーンもありましたが、良いシーンを多く作れたことが良かったのかなと思います。
ー先日、お子さんが生まれたばかりのMF上畑佑平士選手が長野戦で2ゴールを挙げた際、ゆりかごパフォーマンスが見られました。試合前から準備していたのですか?
針谷:あいつ(上畑)がゆりかごパフォーマンスをやりたがっていたので(笑)。まさか彼自身がゴールを決めてそのパフォーマンスをやるとは(笑)、勝負強いなと思いましたね。僕の娘が生まれた時はゴールを取れなかったので、そういう部分は「見習わないと」と思いますね(笑)。
ー長野戦では針谷選手の持ち味でもある縦へのパスからチャンスを構築するシーンもありました。開幕からここまでのパフォーマンスはいかがですか?
針谷:まだまだ足りないですが、チームが上手くいっていれば良いのかなと感じます。ただ、自分自身も色を出していかないといけないと思います。守備よりも攻撃に特徴があると思っているので、観ている人をもっと楽しませるようなプレーを増やしていかないと、試合に出ている意味がないので。これまでの5試合の中では、そういったプレーが減っているので、そこは意識してもっともっと特徴を出していこうと思います。

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