
「独学でTOEIC830点まで取れた。でも、話せない。聞けない」
メーカーで開発職として10年のキャリアを積んできたY.Nさん。
2024年10月、直属の上司からの一言が大きな転機となりました——。
「海外の子会社に出向させる人材を検討しています」
それまで、キャリアについて明確なビジョンがないという状態が続いていたY.Nさん。しかし、その瞬間、「ピンときた」そうです。
「10年目を機に新しい仕事に挑戦したい。海外で仕事がしてみたい」
その後、独学でTOEIC600点台から830点まで到達。昨年、社内公募で企画部門への異動に合格し、春からドイツへの赴任が見えてきました。
しかし、実際に英語を話す場面では
「同じような言葉ばかり使ってしまう」
「複雑なことになるとまったく話すことができない」
という壁に直面。瞬間英作文、オンライン英会話など様々な方法を試しても、いま以上に伸びる実感が得られず「このままやっていて意味があるのか」という不安が続きました。
2025年9月、Y.Nさんが選んだのはSTRAILでした。週1回60分のコンサルティングで、自習を中心に進めるスタイル。幼い二人のお子様がいる中、朝の時間や帰宅後の時間を使い、1日1~1.5時間の学習を継続しました。
3ヶ月後、Versantのスコアは18点アップ。
「英会話で気後れしなくなった」
「自分のペースで話せば英語が通じる」
——独学では越えられなかった壁を突破し、ドイツ赴任への確かな準備ができました。
独学で830点まで到達したY.Nさんが、なぜSTRAILを選び、どのように成果を上げたのか。担当コンサルタントの安田さんと共にお聞きしました。
STRAIL(ストレイル)とは?
「STRAIL(ストレイル)」は、第二言語習得研究の科学的知見をベースにした超効率型の英語コーチングサービスです。一般的な英語コーチングの「密着型の伴走」ではなく、学習戦略の提示に特化。毎週1対1で課題を分析し的確な戦略を立て、コストを抑えながら最短ルートでの成果達成をサポートします。
strail-english.jp
——まず、Y.Nさんの現在のお仕事について教えてください。
Y.Nさん: メーカーで開発職をしています。担当はファームウェアと呼ばれる電子機器に組み込まれるハードウェアを制御するためのソフトウェアを開発する仕事です。
——年明けから企画部門に異動されるとお聞きしました。
Y.Nさん: 社内公募制度で、現在の技術職からビジネス企画寄りの部門に異動することになりました。来年度から海外へ赴任する予定です。現地では国際的な業界団体の会議に参加し、自社の技術や手法を標準として採用してもらう業務を中心に従事する予定です。
——海外勤務を目指そうと思ったきっかけは何でしたか?
Y.Nさん: 昨年「海外の子会社に出向させる人材を検討している」という話を社内で聞いたことがきっかけです。それまで、あまり主体的にキャリアを考えていませんでしたが、その話を聞いたときに、海外で仕事をする選択肢に惹かれました。社内でのキャリアが10年目を超える中で、新しい挑戦をしてみようと思いました。
——海外勤務を目指すために、まず英語学習を始められたのですね。
Y.Nさん: 海外出向の選考では、TOEICの点数が一つの基準になります。昨年からTOEIC対策に独学で取り組んでいました。当初TOEICは600点台でしたが、リーディング中心に学習を続け830点までスコアを上げることができました。
——独学で830点まで到達され、社内公募にも合格。素晴らしい成果ですね。そこから、さらに英語力を伸ばしたいと思ったきっかけは何でしたか?
Y.Nさん: TOEICの次はスピーキング力を強化しようと考えました。TOEICは点数で測れるので、学習すればした分だけ伸びている実感がありました。でも、スピーキングは違いました。社内公募が通ってから、瞬間英作文やオンライン英会話をやってみましたが、まったく伸びている実感を得られなかったんです。このまま続けていて、海外赴任で通用するスピーキング力が身につくのか不安でした。
——スピーキングでは、具体的にどういうところに壁を感じましたか?
Y.Nさん: 同じような言葉ばかり使ってしまい、複雑なことが話せないという状態がずっと続いていました。英会話をしていても、自己紹介をして、ちょっと話して終わりの繰り返し。実際に仕事で使えるようになる気がしませんでした。
——そこからSTRAILを選ばれた理由は何でしたか?
Y.Nさん: 現状の英語力をさらに上げるには、一度プロに見てもらうのが良いと思いました。ENGLISH COMPANYとSTRAILを両方検討しました。ある程度基礎力はありましたので自分にはSTRAILの方が合っていると思いました。英語コーチングで現状を打破できればと考えていました。

初回コンサルティングでの課題発見
——安田さん、初回のコンサルティングでY.Nさんにはどのような課題がありましたか?
安田コンサルタント: TOEIC 830点というスコアはお持ちでしたが、実際に音声を聞いたり話したりする場面では、まだ課題があると感じました。
具体的には、音声知覚——英語の音を正確に聞き取る力ですね。特に「弱形」という、冠詞や前置詞などが短く弱く発音される部分が苦手でした。意味処理も追いつかない場面があり、リスニング全体の安定感に課題がありました。
スピーキングでは、何とか文を組み立てることはできていましたが、発話が長くなると語順が崩れたり、主語と動詞の一致が不安定になったりする場面が見られました。
Y.Nさん: TOEICのリスニングは比較的聞き取ることができていましたが、ネイティブの実際の会話になると細かいところが聞き取れませんでした。リスニングをこれ以上どう鍛えていけばいいのかわからない状態でした。
——最初に提案された学習プランはどのようなものでしたか?
安田コンサルタント: まず、正確な音声知覚と意味処理を土台として、英文を安定して出せる状態を作ることを最優先にしました。
速読Reading、オーバーラッピング、シャドーイングを通じて、連結・脱落・弱形といった音声変化を意識した音声処理、チャンク単位で意味を捉える練習、発音時に語尾を落とさない意識づけを徹底しました。
また、パターンプラクティスを通じて、語順・主語動詞の一致・品詞選択を「考えずに出せる」レベルまで落とし込み、「まずはシンプルな英文を話す」「最後まで言い切る」ことを狙いました。
——特に印象に残っているトレーニングや、難しかったトレーニングはありましたか?
Y.Nさん: シャドーイングは苦労しました。はじめは、弱形の箇所をうまく捉られず、気づいたら細かい音を飛ばしてシャドーイングしていたんです。練習を通じて、正確に意味が取れていない部分が多かったんだなと気づきました。まだ完璧とはいえませんが、3ヶ月取り組んで、以前よりかなり捉えられるようになったと思います。
——他に印象に残っているトレーニングはありますか?
Y.Nさん: 暗唱練習は好きでしたね。ただ思い出すだけじゃなくて、意味を考えながら、自分がスピーキングするつもりで取り組みました。チャンク単位での暗唱練習でスピーキングの感覚をつかめました。
安田コンサルタント: Y.Nさんは暗唱練習だけではなく、どのトレーニングも楽しんで取り組んでいただいた印象があります。
——1日の学習時間はどのくらいでしたか?
Y.Nさん: 1時間から1時半をとるようにしていました。朝の通勤の30~40分と、あとは家族が寝静まった夜の11時から時間をとっていました。
——学習ゼロの日はほぼなかったとお聞きしました。
Y.Nさん: 気持ちが乗らない日もありましたが、そういった日でも「とりあえずテキストを開いてみる」「とりあえず声に出して音読してみる」ことを意識していました。

安田コンサルタント
“課題発見型”英会話との連携——「関係代名詞って、こういう時に使うんだ」
——STRAILでは英会話も受講されていましたね。英会話と安田さんのコンサルティングの連携はいかがでしたか?
Y.Nさん: 英会話でうまく言えなかった点について、安田さんに「アウトプットトレーニングで実施したGuessing Gameの方法が有効ですよ」と具体的にアドバイスをもらいました。他にも、これまで苦手意識があった関係代名詞をスピーキングで使えるようになったのも大きな収穫でしたね。英会話レッスンとコンサルティングが連動していて、レッスンをやりっぱなしにならない点が良かったです。
安田コンサルタント: 短くても、まずご自身の言葉でまずパッと出してみて、後から言いたいことを関係代名詞で付け加えられるようになりました。英会話に対する心理的なハードルも下がりましたね。
——週1回のコンサルティングは、学習継続やモチベーション維持にどう影響しましたか?
Y.Nさん: 毎回ズバっと課題点を指摘してくれました。的を射た指摘ばかりで、毎回メモを取っていました。「小学生にもわかるようにスピーキングしてみましょう」など、印象に残る言葉がたくさんあるコンサルティングでした。
安田コンサルタント: Y.Nさんは、毎回お伝えしたポイントを、次回の練習で確実に意識して再現されていました。説明した内容をご自身の言葉で理解されている様子が非常に印象的でした。
Versant 18点アップ——「正確に聞けないと、返答もずれてしまう」という気づき
——Versantのスコアが18点アップ。このスコアアップをどのように受け止めましたか?
Y.Nさん:スピーキング力の向上が数値で現れて嬉しかったですね。リスニングの正確性が上がったことで、答えるべき内容を正しく把握できるようになりました。
——正確に聞けることは、ビジネスでも大事ですよね。
Y.Nさん:正確に聞けないと、返答もずれてしまうことに改めて気づくことができました。
——この3ヶ月間を通して、他にどんな変化を感じましたか?
Y.Nさん: 英会話を気後れせずできるようになりました。とりあえず短文でもいいのでまずは言ってみて、そこから情報を付け加えていけばいいんだと思えるようになったんです。英会話を難しく考えすぎていたのかもしれません。
——春からのドイツ赴任に向けて、今の英語力をどのように感じていますか?
Y.Nさん: 以前より自信がついてきました。ドイツに赴任しても英語でコミュニケーションが取れる準備ができたと思います。STRAILでコーチングを受けて本当に良かったと思っています。受けていなかったらどうなっていたんだろうと怖いぐらいです。

***
独学でTOEIC830点まで到達したものの、実践力の壁にぶつかったY.Nさん。その次の一手は、専門家に客観的に課題を発見してもらい、効率的に学習を進めることでした。
TOEIC 830点までは独学で到達。でも、話せない、聞けない。スピーキングの伸びが実感できない。「このままやっていて意味があるのか」という不安。独学では「次に何をすればいいか」がわからない――そんな状態から、STRAILのコンサルティングで客観的に課題を発見してもらい、3ヶ月間で大きな成果を上げました。
Y.Nさんが受講した「STRAIL」は、株式会社スタディーハッカー(2010年設立)が2018年に開始。姉妹サービス「ENGLISH COMPANY」と合わせて30,000人以上が受講しました。
「STRAIL」の根底にあるのは、「英語学習で回り道をしてほしくない。目標を達成するまでの最短ルートを提示したい」という思い。多忙なビジネスパーソンでも続けられるよう、1日60〜90分の学習で成果を出せるようにしています。
【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。

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