緊迫する中東情勢の影響で、ガソリンの価格が上昇しています。先行きが不透明な状況に、愛媛県内でも不安の声があがっています。

こちらは港町、愛南町の深浦漁港です。高知沖で漁を終えた一本釣り漁船から水揚げされたのは…

■土佐清水の漁師
「これ初ガツオです」

カツオを追い求め、太平洋を駆け巡る一本釣り漁船。船が港に着くとすぐさま、待機していたタンクローリーから給油が始まります。漁師からは漁船の燃料である重油の値上げを懸念する声が…

■黒潮町の漁師
「きょうで5キロ(リットル)ですね。やっぱ高くなるんじゃないですかね。早く戦争がないなったらいいと思いますね。油代をケチらず魚を釣るしかない」

■土佐清水市の漁師
「安にしてくれたらええけど、これ以上上がったら困るね。それでも自分らは魚釣らないといけない。高くても船を走らさんとね」

■タンクローリーの運転手
「ずっと上がるんやないですか。戦争が一番(の理由)かもしれん」

不安の声は、意外なところでも。

■さくらひめ農家 露口真人さん
「(燃料代は)20万は越えている(月に?)月に。先行きちょっと不安なところはある。正直なところ」

東温市の花き農家、露口真人さんです。10年以上にわたって、愛媛のオリジナル品種、「さくらひめ」を栽培しています。

■露口さん
「このサクラのような花びら。奥ゆかしいというか、かつ芯があるというか。そういうところに惹かれる」

春本番を前にしたこれから出荷のピークをむかえるという、さくらひめ。

「これが重油のボイラー。ここ最近ちょっとまだ冷え込むので、暖房は炊いている」

元々寒さに強いということですが、温度管理のためのボイラーが欠かせません。

「あまり(温度を)しぼりすぎるとピークもずれてしまうので難しいが。少しお花のほうにも、“ちょっと我慢して”って言っている」

今月初めからボイラーが作動する温度を2度下げたという露口さん。今後予想される値上げに備え、燃料となる重油の節約に努めています。

また、ビニールをはじめとした石油由来の資材の値上がりも気がかりなポイントです。

「いたるところに、花きだけじゃなく農家はビニールとか色んなものを使っているので、その影響というのははかり知れない」

春の到来を告げる、さくらひめ…

■露口さん
「このさくらひめって、“君に微笑む”とか、“希望”っていう花言葉がある。大切な人に希望を持ってもらえるように、みんなで花を愛でて楽しんでもらえる雰囲気づくりをしてもらいたい」

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