はじめに:
私たちは「サッカー選手」だけを育てているのではありません
ページをご覧いただきありがとうございます。【ACミランアカデミー愛知】を運営する株式会社テラ・ヌォーヴァです。
株式会社テラ・ヌォーヴァ代表取締役の山田晃裕です。ACミランアカデミー愛知では、約15年間に渡り《フットボールを通じて非認知能力を育む》場づくりをしてきました。
本プロジェクトでは2026年3月末までに120万円のご支援を募り、ACミランへのロイヤリティやイタリア人コーチの人件費など、国際基準の育成環境をこれからも維持・発展させるための費用に充当させていただきます。
私たちの社名である「Terranuova(テラ・ヌォーヴァ)」は、イタリア語で「新境地」を意味します。
2011年、イタリアサッカー界の名門・ACミランの「日本初」の公式アカデミーとして開校以来、私たちは15年にわたり、愛知の地から子どもたちが新しい世界を、自らの胆力で切り拓いていくための「学びの場」を提供し続けてきました。
他県でもACミランアカデミーが展開(別法人による運営)されてきましたが、昨年までに軒並みクローズしており、現時点では国内唯一となる ACミラン公式のサッカーアカデミーです。
★【2026年2月現在:ACミランインターナショナルアカデミー一覧】
私たちが大切にしてきたのは、サッカーというスポーツを通じて、子どもたちの【未来への可能性】と【世界への扉】を開いていくこと。 小さな成功体験や仲間とのつながりは、やがて大きな自信となりそれぞれの人生を支える“根っこ”になります。
その“根っこ”を育てる環境を守り、さらに広げるために、私たちは今回、READYFORでのクラウドファンディングという新しい挑戦に踏み出しました。
ACミランアカデミー愛知の強み
イタリアとつながり「非認知能力」を育むフィールド
ACミランというサッカー界の歴史を作ってきた名門クラブとのつながりはもちろんですが、大きく見れば「イタリア文化」とつながり続けていることで、私たちもスポーツを通じた成長の捉え方が少しずつ変わっていきました。
例えば、【フットボール=複雑で正解のないスポーツである】という定義。ジェスチャーの反復で得られる成長は限定的であり、他者を理解しようとする姿勢や相互作用を生み出すチカラを引き出すことを重視しています。
いわば、成長とは【アンサーではなくソリューションを探す旅】であり、定型文と法則に則った直線的なものではなく、紆余曲折に満ちた過程の中で見出していくもの。

旅をする中で少しずつ備わっていく【非認知能力】は、スポーツ面に限って発揮されるものではなく、
これからの不確かな社会を生き抜いていくために発揮できるものであるべきと考えています。
私たちは、ボールの有無にかかわらずフィールドの外でも発揮できる非認知能力を育むことができるプレー環境を、開校以来生み出し続けてきました。
すべてのトレーニングは、コーチから明確な答えを伝えず、情報に空白がある状態でスタートします。
トレーニングメニューも繰り返しが起こらないよう、日替わりで準備されているので、子どもたちも何をするのか分からない状態でグラウンドにやってきます(※明確な意図がある場合を除く)。
いわば、プレー理解においてはみんな横一線の環境。それゆえ技術的な優劣が初期段階から大きな差を作ることにはなりません。
「やりながら慣れていき、空白を埋めていくことが楽しい」と感じられるプレー環境が
*スキルだけ切り取ればスーパーマンであっても足元を掬われる可能性がある
*脳みそも汗をかくように仕向ければ、スキル面のギャップを埋めるチャンスがある
という不安定な環境を生みだすことにつながります。

この環境下では、自分なりに考えてプレーすることを求められますが、最初から結果がついてこないことがほとんどです。こんな時間を不毛だと思わないで済むように、
*「次はどうしてみる?」と提案の角度を変えるきっかけ
*「相手の動きはどうだった?」と自分軸から離れたところからプレー選択を見直す時間
をコーチたちが提供・創出することで、問題解決における粘り強さを育んでいきます。
最短距離を進むわけではないので、時間はかかるかもしれません。しかし、未知なる挑戦を楽しむメンタリティを身につけるには必要な時間です。
プレーする子どもたちが「すべてを知ろうとしないこと」が、そんな成長を目指す旅のスタートライン。そのために、コーチたちもまた「すべてを伝えようとしない”駆け引き”」を学びながら成長を続けています。
いわば、最初からスッキリできるわけがない環境です。しかし、そんな環境下で成長を模索し続けてこそ、親御さんやコーチも驚くようなGOODプレーが飛び出す瞬間に何度も出会えるのです。
辛抱強く支える大人たちがみんなでガッツポーズを決めたくなる、感情の爆発があります。当アカデミーだからこそ掴める「成長のよろこび」を、1人でも多くの人と分かち合いたいと思っています。
子どもたちの成長の可能性に限って言えば、見た目にも明らかなうまさ(プレースキル、テクニック)で得られる手応えは限定的。フィールドの外でも、大人になって社会に出てからも発揮できる「非認知能力」こそ、スポーツ団体がきちんと目を向けなければいけないモノだと信じています。

サッカーでの経験を豊かな人生を導くための原動力にすること。生き甲斐を見出しながら、社会に適応しつつ成功を掴めるように、そして最終的には「幸せ」であるためにサッカーを(ひいてはスポーツを)うまく活かせる人材が育っていくことを願っています。
(⬇︎一定の「分からない」を受け入れるという見地では言葉がわからなくても一緒にいられる、ある種の図太さもまた非認知能力の証)

このプロジェクトを通じて実現したいのは、「世界を知るための扉を開き続けるアカデミーの挑戦を守り、未来へつなぐこと」です。
私自身は、元プロ選手でもなくスポーツ面で大した成績を収めてきたわけではありません。中学生の頃には「プロになれる器ではない」と既に自認していましたが、大学でスペイン語を専攻し、1年間スペインに留学したことがターニングポイントになりました。
8ヶ月を過ごしたアリカンテという街には当時1部所属のクラブがなく、テレビの画面越しに見て憧れたスタジアムが地理的に遠かったにもかかわらず、「フットボールのある日常」に魅了されました。
プロではないローカルクラブの育成環境の素晴らしさはもちろん、公園でボールを蹴る子どもたちを見守る老夫婦のやさしい眼差し、腹の出たおじさんたちの草サッカーで垣間見た猛々しさすら愛おしかった。笑
ローカルすぎるバルの常連になり、分厚いスポーツ新聞から学校では教えられない語彙力を増やし、
おじさんたちのゴールの見えないディスカッションに首を突っ込んでコミュニケーションを学びました。知識とスキルを蓄える中で、縁あって日本のスポーツメディアで記事を執筆することになったのです。
スポーツ文化への愛を文字に変えて、お金を稼げたのは忘れもしない2005年9月。10ユーロの報酬を頂いてから20年が経った今も、なんだかんだでスポーツ業界で働いています。人付き合いをサッカー関係者に制限せず、学びの幅を無制限にしたことは、文化や育成目線でフットボールに触れることを可能にしました。
他競技とのシナジーまでアンテナを張ることになりましたが、培ってきた守備範囲の広さは、キャリアを長引かせる原動力になっています。「スポーツ面でのスキル不足=この業界での道がない」と思う必要はありません。
スペインからイタリアへ国と言語は変われど、コーチとして、教育者として、スポーツ団体の経営者として、世界とつながり続けるための好奇心を、スポーツを通じて次世代にも届けていきたいと強く願っています。
ACミランという世界基準の育成メソッドを、愛知から日本の子どもたちへ。
その機会を守りながら、さらに多くの地域へ広げていきたい。今回いただくご支援は、以下の目的に大切に使わせていただきます。
ユーロ払いのロイヤリティ(ACミランへの公式ライセンス料)
イタリア人コーチの人件費
国際育成環境の維持・改善に必要な運営費
子どもたちの体験価値を高めるための取り組み

この挑戦の背景(なぜ今、支援が必要なのか)
ACミランアカデミープロジェクトは世界10ヶ国で展開されていますが、現在、日本には愛知校しかない “国内唯一の存在”※ です。

私たちはこの場所を、
海外クラブの指導を「日本語で」体験できる場所
世界トップレベルのメソッドを「日常の練習」として味わえる場所
サッカーを通じて、世界や多様性に自然と触れられる場所
として育ててきました。
私たちの15年にわたる歴史は目先の勝利ではなく、【未来に輝くチカラ】を育てたいという思いを貫いて培ってきたものです。
例えば
世界に触れる学び
一歩踏み出す勇気
仲間を思いやる姿勢
自分で選択し、道を切り拓くマインド
といった、サッカーを越えたところにある【人生の土台となるチカラ】 です。
しかし、継続には国際的なコストが伴います。特に、
昨今のユーロ高円安で上昇したロイヤリティ
イタリア人コーチの招聘・1年間を通じた滞在コスト
円安・ユーロ高の流れの中で、これらの負担は年々重くなっています。2011年の開校以降、1ユーロ=130円後半〜140円前半で推移してきた時期が多かったのですが、2024年7月には170円台、2025年11月には180円台を突破。
昨今は円安傾向は歯止めがかからず、まさに「青天井」の状態です。イタリア人コーチの滞在費も含めると、国際基準の環境を維持するための年間コストで、少なく見積もっても450万円規模の負担増となっています。
これまでは、運営の工夫やスタッフの努力で何とか吸収してきましたが、今後も同じやり方だけで乗り切ろうとすると、「子どもたちに届ける価値」を削らざるを得ない場面が出てきてしまいます。
もちろん「子どもたちの機会を守るために、アカデミーを続けたい」 という思いは揺らぎません。
あくまで、私たちが守ってきた環境を、さらに多くの子どもたちに広げていくための“挑戦”として、このプロジェクトを位置づけています。
私たちが選んだのは、価値を削ることではなく、「価値を守り、広げるために支援をお願いする」という選択でした。もちろん、まだ見ぬ付加価値を紡ぎ出すための新たな取り組みの準備も進めています。さらに強いキズナと社会的価値を生み出せるスポーツ団体であるために。
【愛知から世界へ】私たちの3ヵ年計画
今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、2026年度の運営から反映していきます。
愛知から世界へと向かう矢印が可視化できる施策を3年かけて準備します。
サッカークリニック(体験会)・親御さん向けのワークショップなどで、ACミランアカデミー愛知を知ってもらう機会を作り、年齢問わず学びの機会を提供できる「アカデミー」としての顔を作りながら、イタリアツアーへの参加(プレーヤー、大会ボランティア、視察研修)まで繋げていきたいと考えています。

ACミランアカデミー愛知が届けたい「小さな幸せの輪」
ACミランアカデミー愛知には、約140名の子どもたちが通っています。年齢も性格も、得意なこともバラバラな子どもたちが、 同じエンブレムのもとでボールを追いかけています。フィールドの中にはたくさんの「小さな幸せ」があります。
苦手だった挨拶が自然とできるようになった日
仲間やコーチとのハイタッチの感覚
うまくいかないことを悔しいと思えた日
初めてシュートを決めた時に感じた達成感や興奮
こうした小さな幸せの積み重ねこそが、 やがてその子の人生を支える土台になると私たちは信じています。
これまでは、その「小さな幸せの輪」を、 アカデミーに通う子どもたちとそのご家族の中で守ってきました。目に見える結果や充実した環境を選んでいるだけでは感じられないもの。これからは、その輪をもっと広く、 地域へ、日本へ、そして世界へと広げていきたいと考えています。

応援してくださる皆さまへ
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今回のクラウドファンディングは、子どもたちの未来を希望で満ちたものにしていくための「世界への扉」をこれからも開き続けるための挑戦です。

その挑戦を、一人ではなく、地域の方々や、サッカーが好きな方々、そしてまだ顔も知らない誰かと一緒に進めていきたい。
もしこの想いに少しでも共感していただけたなら、ご支援という形で、 ACミランアカデミー愛知の挑戦に力を貸していただけませんでしょうか。皆さまの応援が、子どもたちの未来を照らす大きな光になります。
子どもたち一人ひとりにとって「最上級の”やっててよかった”」へとつながっていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

※本プロジェクトにおける名称および画像の使用は、ACミラン本部より許可を受けております
※プロジェクトページ内に使用している画像について、保護者より掲載許諾取得済み

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