
アイスホッケー男子準決勝で得点し、ベンチの仲間に祝福される米国のJ・ヒューズ(86)(AP=共同)

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):アイスホッケー>◇男子準決勝◇20日◇ミラノ・サンタジュリア・アリーナ
22日のアイスホッケー男子決勝には、カナダと米国が前評判通りの力を示してともに5戦全勝で勝ち上がった。どちらも最高峰の北米プロ、NHLで所属チームの顔と言える実力者がずらり。ハイレベルで激しい攻防が繰り広げられそうだ。
総得点はカナダ27、米国24で、失点はともに8。シュート数やGKのセーブ率も大差はない。どちらもパックを失って速攻を受けることを強く警戒し、リスクを負わない攻撃に徹している。技術の高いスター選手も激しく体をぶつけるなど守備意識が高く、大量点が入る可能性は低い。
そんな中で鍵になるのは、ここまでともに1試合に10分程度ある、反則者が一時退場して人数に差が出るパワープレー(PP)の機会。カナダはマクデービッド、マキノンら攻撃力の飛び抜けた選手が自由自在に動いて16度の機会で7ゴールを奪っており、成功率43・75%は断トツだ。対する米国は相手のPP15度を全てしのいでおり、唯一の防御率100%。スピード豊かな選手が危険な場所を的確に埋め、GKヘレバイックも好調だ。
近年のNHL勢による五輪決勝ではカナダが2戦2勝。2002年大会は5-2で快勝し、10年大会は延長でクロスビーが決勝点を奪い辛勝した。昨年、NHLが五輪を意識してオールスターの代わりに開催した対抗戦でも両国は決勝で当たり、延長でカナダが勝った。準決勝をけがで欠場したカナダの主将クロスビーの状態も注目される。

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