トップニュース鄭麗文氏は台湾総統を目指して? 台中市長予備選をめぐる「泥沼化」、盧秀燕氏への責任転嫁との指摘も
2026年は国民党主席・鄭麗文氏にとって任期内初の「大きな試練」となるが、一部の県市では予備選挙をめぐる波紋が広がり続けている。(撮影:劉偉宏)
2026年11月28日に投開票が予定されている台湾の統一地方選挙(九合一選挙)に向け、民進党が旧正月前に多くの県市で候補者指名を完了する一方、最大野党・国民党では一部地域で予備選を巡る混乱が続いている。特に台中市長選の候補者選びでは「姉弟の争い」と呼ばれる激戦が勃発している。国民党は13日、予備選の世論調査の詳細について双方が合意したと発表したが、Facebookページ「不演了新聞台」は「国民党の台中市長予備選は、盧秀燕市長を標的にした茶番劇だ」と厳しく批判した。
現職の台中市長・盧秀燕氏の2期8年の任期満了に伴い、立法院副院長・江啓臣氏と立法委員(国会議員)・楊瓊瓔氏が後継指名を争っている。江氏は以前、党中央が発表した世論調査の実施時期に不満を抱き、抗議声明を発表する事態となっていた。これに対し国民党は昨日、プレスリリースを発表し、台中市長候補の調整会議を経て、双方が世論調査機関3社を決定し、アンケート内容の確認も完了したと説明した。盧氏は今月14日の取材に対し、「江氏と楊氏は共に優秀で実力のある政治家だ」と強調した上で、双方が「君子の争い」を保ち、内部抗争に発展しないことへの期待を示した。
一方で「不演了新聞台」は13日、舞台裏の情報を暴露した。国民党中央は台中市長候補の調整会議後、進展があったとアピールしたが、実際には会議前に副主席・李乾竜氏が電話で意向を尋ねた際、盧氏は「予備選の世論調査をこれ以上1カ月も引き延ばすのは統合に無益だ」として、日程の前倒しを強く求めていたという。ところが、李氏は調整の場で世論調査機関や質問設計の議論に終始し、盧氏が強調した日程の問題を無視したとされる。同ページは「ここまで来れば、この局面に党中央と鄭麗文氏が関与していることは疑いようがなく、作為的な痕跡は歴然としている」と指摘した。
台中市長予備選の引き延ばし疑惑 「なぜ3月まで待つのか」党中央の説明不足を指摘
「不演了新聞台」によると、初回の調整時、楊氏は5月の予備選実施を主張しており、盧氏が公に早期実施を訴えなければ、5月までもつれ込む可能性が高かったという。現在、国民党中央は予備選が3月末までずれ込む理由を明確に説明できておらず、同ページは「なぜ鄭氏の動きはこれほど遅いのか」と疑問を呈した。また、世論調査の日程を公表しないことで合意し、党中央の声明にも「本日の調整により、質問形式は公表・宣伝しない」と記されていたにもかかわらず、楊氏が各グループで情報を拡散し続けているとし、「誰が後ろ盾になっているのか」と批判した。
さらに同ページは、予備選が1日遅れるごとに、台中の国民党支持層が「踏み絵」を迫られる圧力が強まると警告した。党中央による意図的な引き延ばしによって、本来あるべきではない対立感情が悪化しているという。また、党中央が二枚舌を使い、報道官を通じて「盧氏は新北市長候補の調整を行った侯友宜氏を見習うべきだ」という情報を流布しているとも指摘。調整不調や日程遅延による支持層の不安の責任を、すべて盧氏に押し付けようとしているとの見方を示した。文末で同ページは、鄭氏が総統選への出馬を狙っているという噂について、「これまでは半信半疑だったが、今は信じざるを得ない」と結んだ。
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