
欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長。1月17日、パラグアイのアスンシオンで撮影。REUTERS/Cesar Olmedo
[ダボス 20日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は20日、北極圏の安全保障支援に向けたパッケージを作成していると明らかにした。同時に、トランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを巡り表明した関税は間違いだと反発した。
世界経済フォーラム年次会合(ダボス会議)で演説し、「北極圏の安全保障は協力なしには達成できない。だからこそ、特に長年の同盟国間の追加関税案は間違いだ」と述べた。
また「EUと米国は昨年7月に貿易協議で合意した。ビジネスと同じように、政治でも合意は合意だ」と強調した。
「われわれを負のスパイラルに陥れれば、双方が戦略的環境から排除しようと全力を尽くしている敵対国を助けるだけだ」とし、「われわれの対応は揺るぎなく、団結し、かつ釣り合いの取れたものになるだろう」と述べた。
また、デンマークとグリーンランドの主権と領土の一体性は譲れないものだとし、「北極圏の安全保障を支援するパッケージに取り組んでいる」と表明。グリーンランドの経済とインフラを支援するため欧州からの大規模な投資拡大に取り組んでいるとも述べた。
米国などパートナーとともに、北極圏のより広範な安全保障に取り組んでいく考えも示し、国防費増額を砕氷艦などの装備に充てる可能性があるとした。
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