環球時報は自動車業界は中国の電気自動車メーカーによってより速い動きを迫られているとする米TechSpotの記事を紹介した。写真は理想汽車の電動ミッドサイズSUV「i6」。

中国メディアの環球時報は、自動車業界は中国の電気自動車(EV)メーカーによってより速い動きを迫られているとする米テック系サイトTechSpotの記事を紹介した。

記事はまず、「世界の自動車メーカーは、中国のEVメーカーの市場投入までのスピードに追いつこうと車両開発期間を短縮している。EV新モデルの設計、試作、生産はかつて4年ほどかかっていたが、今や欧州や日本ではその半分以下の場合が多い。これは経済的な圧力と文化的な変化の両方を反映している。長期にわたる開発期間と階層化された承認制度に慣れ親しんできた欧米メーカーにとって、中国の柔軟性とソフトウエア主導の設計は、生き残りをかけたモデルとなっている」と伝えた。

そして、キャップジェミニの自動車部門グローバルヘッド、ローレンス・ノエル氏の話として「現在のEV市場において開発サイクルの延長ではもはや生き残れない。新モデルの市場投入に依然として5年もかかるメーカーは事実上、失敗が保証されている。車の開発に5年もかかっていては、それが市場に出る頃にはもう終わりだ。だから、早く行動する必要がある」と伝えた。

記事によると、この加速をけん引しているのがテクノロジーだ。自動車メーカーは仮想設計とシミュレーションへの依存度を高めている。しかし幹部らは、より根本的な変化は文化的な側面、すなわちツールだけでなく、ワークフローや階層構造、意思決定までも見直してきた中国メーカーのスピードと実用主義を受け入れる必要があると述べている。ルノーのEV子会社、アンペアの幹部、ビィットリオ・ダリエンツォ氏は「中国のエコシステムでは、サプライヤーが部品をほぼ即座に納品するため、試作の迅速化が可能になる」と語る。

記事は「世界の主要自動車メーカーは今、経営上のジレンマに直面している」と指摘。「スピードは競争力の要となっているが、それが速ければ速いほど、ミスを許容できる余地は狭まる。精密エンジニアリングと長期記憶に基づく産業計画を基盤とする自動車業界にとって、中国のスピードに追いつくための競争は、単なるペースの変化ではなく、自動車製造の根本的な変革を意味する」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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