台湾輸出、11月は15年半ぶりの伸び AI・半導体需要が堅調

基隆港で2025年8月7日撮影 REUTERS/Ann Wang

12月9日(ロイター) – 台湾の11月の輸出は予想を上回り、15年半ぶりの高い伸びを記録した。半導体や人工知能(AI)関連技術に対する世界的な需要が年末に向けて堅調に推移したことが背景。

台湾財政部によると、11月の輸出額は前年同月比56%増の640億5000万ドルとなり、25カ月連続で増加した。ロイター調査のエコノミスト予想の41.1%増を大幅に上回った。

輸出額はドル建てで過去最高。伸び率は2010年5月以来の高水準だった。

対米輸出品は20%の関税の対象となっているが、半導体は現時点で除外されており、関税削減に向けて台湾と米国の間で協議が続いている。

財政部は声明で、AIや高性能計算分野の加速、米国など西側市場の年末商戦が輸出を押し上げると予想した。

同省は先月、2025年の輸出を前年比30%増の6000億ドルと予想している。

一方、米国の関税政策の動向や地政学リスクの影響で世界経済の先行きは依然として不透明で、注意深い監視が必要だとしている。

12月の輸出は前年同月比で40─45%増が見込まれている。

11月の台湾の対米輸出は、前年同月比182.3%急増し、過去最高の244億1800万ドルに達した。対中輸出は16.5%増加した。

電子部品の輸出は29.3%増の216億3200万ドルとなった。

輸入は45%増の479億7000万ドルとなり、エコノミスト予想の17.45%増を上回った。

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