
2021年11月8日、米ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[ニューヨーク 3日 ロイター] – 米国株式市場は続伸して取引を終えた。一連の経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で利下げを決定するとの見方が維持された。一方、マイクロソフトが下落し、相場全体の上げを抑制した。
米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業総合指数は52.6と、前月の52.4からほぼ横ばいとなった。支払い価格が高止まりする中、雇用は依然として低調に推移した。
米ADPリサーチ・インスティテュートが発表した11月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万2000人減と、予想外に減少した。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、キース・ブキャナン氏は「FRBは数週間前に見られたようなタカ派的な姿勢を弱め、失望を誘う低調な労働指標に対してよりハト派的に傾く材料を得ただろう」と述べた。
一方、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabは一時3%下落。同社が特定の人工知能(AI)製品の売り上げ目標を引き下げたとの報道を嫌気した。多くの営業スタッフが6月末までの会計年度に目標を達成できなかったことが背景にあるとみられる。
その後マイクロソフトが報道を否定したと伝わり、同社株は下げ幅を縮小、2.5%安で取引を終えた。ハイテク株(.SPLRCT), opens new tabは0.4%安。エネルギー株(.SPNY), opens new tabは原油高などを背景に1.8%上昇した。
トランプ政権が次期FRB議長の最終候補者らとの面接を突然中止したとの報道も材料視された。これを受け、積極的な利下げを支持するとみられるハセット国家経済会議(NEC)委員長が次期議長に指名されるとの見方が強まった。
利下げ期待は小型株にも追い風となり、ラッセル2000指数(.RUT), opens new tabは2%近く上昇した。
個別銘柄では半導体メーカーのマーベル・テクノロジー(MRVL.O), opens new tabが7.9%上昇。同業の新興企業セレスティアルAIを32億5000万ドルで買収すると発表した。
マイクロチップ・テクノロジー(MCHP.O), opens new tabも四半期業績見通しの引き上げを好感して12.2%上昇した。
アパレル大手アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO.N), opens new tabは15.1%高。ホリデーシーズンの堅調な需要を見込んで年間の既存店売上高見通しを引き上げた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.88対1の比率で上回った。ナスダックでも2.73対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は154億4000万株。直近20営業日の平均は181億9000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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