中国の不動産大手、万科企業が提案している社債の元利支払い延期計画に対し、少なくとも3人の社債保有者が反対の意向を示している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  この延期案は、万科が本格的な債務再編を検討する前に資金繰りの猶予を得ることを目的としているという。万科は12月10日に債券保有者との会合を開き、延期案について協議する予定。債券の当初満期日までに計画が承認されなければ、デフォルト(債務不履行)リスクが高まる可能性がある。承認には保有者の90%以上の賛成が必要となる。

  関係者によると、国の支援を受ける万科は、今月15日に償還を迎える20億元(約430億円)の社債について1年の支払い延期を提案。3%の利払いも1年後に繰り延べる内容だという。複数の債権者は一部前払いと利払いを求めていた。

   万科の担当者は今週、同案への賛否を尋ねるため一部の債券保有者に個別に電話をかけた。関係者によると、同社は未完成住宅を完工し、購入者に引き渡すため現金を温存する必要があることから、提案条件を改善する余地はほとんどないとの立場を示した。債券の大半は中国の銀行が保有していることも一部債券保有者に伝えたという。

 

原題:Several Vanke Bondholders Signal They’ll Oppose Extension Plan(抜粋)

— 取材協力 Emma Dong

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