貿易合意後 初の高位接触…韓国「原子力協力」 米国「同盟の現代化」(1)

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が10月29日、国立慶州(キョンジュ)博物館での韓米首脳会談に先立ち、ドナルド・トランプ米国大統領に贈る新羅(シンラ)金冠の模型について説明している。[米国ホワイトハウス]

韓米が1日(現地時間)、ワシントンでの外交次官会談を通じて、10月の首脳会談後に作成された共同説明資料(ファクトシート)を迅速かつ積極的に履行していくという点で共感した。

ただし、韓国外交部が配布した資料では、原子力潜水艦(原潜)など両国の原子力協力を早急に進める方案を強調したのに対し、米国側が公表した声明では同盟の現代化と韓国の大規模な対米投資が強調され、細かな部分で温度差が見られた。

◇韓国「原子力協力」 米国「同盟の現代化」

朴潤柱(パク・ユンジュ)外交部第1次官はこの日、ワシントンの国務省庁舎でクリストファー・ランドー国務副長官と会談した後、記者団に対し、「ファクトシートに関連し、迅速かつ積極的な履行を進めていこうという点で共感した」とし、「協議チャネルを構築し、さまざまなイシューを深く前進させる方案を準備することにした」と明らかにした。

朴次官によれば、両国の協議チャネルは、米国が分野別の担当者を指定し、韓国がタスクフォース(TF)を組織し、米国側担当者と直接マッチングさせる方式で同時多発的に並行して行われる。

今回の会談は、10月29日の慶州(キョンジュ)での韓米首脳会談、および11月14日のファクトシート発表以降に行われた初のハイレベル級協議となる。しかし、双方が強調した分野には違いが見られた。

外交部は「朴次官が特にウラン濃縮および使用済み核燃料の再処理のための協議手続きの早期開始を要請した」とし、原子力協力が核心の議題となったことを示唆した。この要請に対する米側の反応については、直接的な言及の代わりに「協議が本格的に行われるよう共に努力することにした」という説明のみが盛り込まれた。

米国務省がトミー・ピゴット首席報道官名義で発表した会談結果には、原子力協力に関する内容がない。米側声明は「トランプ大統領の歴史的な慶州国賓訪問の成功を祝った」という言葉で始まり、「同盟の現代化を含むファクトシートの履行方案について協議した」としている。そして「韓米同盟は70年以上にわたり、韓半島(朝鮮半島)およびインド太平洋全域の平和・安保・繁栄の核心軸(linchpin)であり続けてきた」と強調した。

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