ドイツのイノベーション創出力は12位で停滞 米英仏と差開く=調査

写真は2024年2月、独フランクフルトで撮影。REUTERS/Kai Pfaffenbach

[ベルリン 25日 ロイター] – ドイツ産業連盟(BDI)とコンサルティング会社ローランド・ベルガーが25日公表した今年の世界のイノベーション創出力ランキング調査で、ドイツは昨年と同じ12位にとどまり、大きく躍進した米国や英国、フランスといったライバルとの差が開いた。

調査によると、ドイツは特にデジタル化やバイオテクノロジーなどの将来技術に弱さを抱えている。

ドイツにとって重大な問題は、国内における企業の研究開発投資の勢いが他国に比べて低下し、とりわけデジタル化分野では米中両国の後塵を拝している。

イノベーション創出力1位はスイス、2位シンガポール、3位デンマークと、比較的規模が小さく専門性が高い国が上位に並んだ。

ドイツは重要技術全体では4位、循環経済や新素材、新商品技術など7項目のうち4項目でトップ5に入っている。

ただデジタルハードウエアは7位、デジタルネットワーキングは10位、バイオテクノロジーは15位だった。

BDIのペーター・ライビンガー会長は「われわれは大胆に大きなことを考えなければならない。それが新しいイノベーションの動きを引き出す唯一の方法だ。2040年までに核融合炉の最初の機能的な試作品を実現させるか、産業向け人工知能(AI)で主導的な立場になることを目指す必要がある」と述べた。

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Maria Martinez

Maria Martinez is a Reuters correspondent in Berlin covering German economics and the ministry of finance. Maria previously worked at Dow Jones Newswires in Barcelona covering European economics and at Bloomberg, Debtwire and the New York Stock Exchange in New York City. She graduated with a Master of International Affairs at Columbia University as a Fulbright scholar.

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