25日のロンドン市場での取引で、ブレント原油先物が一時2.5%下落した。ABCニュースがウクライナがロシアとの戦争終結に向けた修正和平合意の条件に合意したと報じたことで、原油供給が増す可能性が意識された。ただ、条件の細部の調整はまだ残っているという。
ABCの報道では、和平合意案の細部について、詳細は明らかにされていない。ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国との和平計画に関する協議は継続中だと述べた。ロシアの計画に対する立場は不明だ。
トランプ米大統領は、米国によるウクライナとロシアの和平提案に関する意見の相違が協議によって縮まったとして、停戦の見通しについて前向きな姿勢を示している。もし、最終的に合意が成立すれば、対ロシア制裁は緩和され、供給過剰に直面している市場への石油供給が増加する可能性がある。
ウクライナとロシアの和平合意成立に向け、ここ数日、外交的やり取りが活発に行われている。先週後半に和平計画の当初案が公表された後、米国とウクライナの当局者は、ジュネーブで交渉を続けていた。


ロシアとウクライナは25日も交戦を続け、ロシアの港から輸出されるカザフスタン産原油の積み込みが一時停止された。ウクライナ側は、ロシア南部クラスノダール地方のトゥアプセ製油所と、黒海に面する主要港ノボロシースクの石油ターミナルを標的としたと発表した。ドローン攻撃時は、船舶への積み込みが一時停止することが多い。
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原油価格は今年、下落を続けており、先物は11月、月次で4カ月連続と、2023年以来最長の下落局面になる見込みだ。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスによる増産の影響が大きい。ブルームバーグNEFによると、原油在庫は7月下旬以降、過去5年平均を上回る過剰状態が続いている。
コンサルティング会社ハイロ・アナリティクスの創業者ケシャブ・ロヒヤ氏は「米感謝祭前の最大の弱気材料は、ウクライナとロシアの和平合意を急いでまとめようとする動きだ」と述べた。
原題:Oil Tumbles on Report Ukraine Agrees to Most Terms of Peace Deal(抜粋)
— 取材協力 Alex Longley and Sarah Chen
(最新情報を加え更新します)

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