NY外為市場=ドル下落、FRB高官のハト派発言で 対円では上昇

ポンドと米ドルの紙幣。2020年1月6日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[ニューヨーク 24日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルが主要通貨に対して下落した。米連邦準備理事会(FRB)高官によるハト派的な発言を受けて12月の利下げ観測が強まり、ドルの上値を抑えた。一方、ドル/円に対しては上昇し、日本の当局による円買い介入の可能性を警戒する動きが続いている。

この日は日本が祝日の上、週後半には米感謝祭を控えているため、全体的に商いは低調だった。

午後の取引では、ユーロ/ドルは0.1%高の1.1526ドルとなった。

ドル指数は0.1%安の100.15。ドル/スイスフランは0.1%下落し、0.8079フランとなった。

FRBのウォラー理事は24日、12月9─10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの追加利下げを決定することが正当化されるとの考えを改めて示した。 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁も、雇用市場の悪化懸念を背景に、次回FOMCでの利下げを支持する考えを示した。

マネーコープのユージン・エプスタイン氏は「FRB内では、過去のデータに注目するグループと先行指標を重視するグループで二分化している。通常、利下げ局面ではドルは下落するはずだが、必ずしもそうならない場合もある」と述べた。

一方、ドル/円は0.2%高の156.755円。先週には10カ月ぶり高値157.90円を付けていた。円は緩和的な財政政策と世界最低水準の金利を背景に下落基調が続いており、当局が介入に踏み切るかどうかが焦点となっている。

バノックバーン・グローバルのストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「日本が祝日の今日、介入すれば市場を驚かせる好機だったが、実際には介入しなかった。依然としてハードルは高い」と話した。

英ポンド/ドルは1.3108ドルと小幅高。英国では26日の予算案発表に注目が集まっている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.6%高の8万8495.19ドルとなった。

表はLSEGデータに基づいています
※外為市場

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