EU、2040年までの温室効果ガス削減目標設定へ 首脳が合意

欧州連合(EU)首脳は23日、来月開催の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)を前に、2040年までの温室効果ガス排出目標を設定する方向で合意した。マクロン仏大統領らブリュッセルに集まったEU各国首脳たち(2025年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 23日 ロイター] – 欧州連合(EU)首脳は23日、来月開催の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)を前に、2040年までの温室効果ガス排出目標を設定する方向で合意した。

EUは50年までの排出量実質ゼロ達成に向け、40年までに実質排出量を90%削減する新たな目標の可決を目指している。削減目標のうち炭素クレジットの購入をどの程度認めるかなど、詳細は来月4日の閣僚会議で決定される見通し。

ドイツのメルツ首相は「気候保護の目標自体に異論はない。われわれは欧州産業の競争力と両立させる必要があると考えている」と述べた。

ただ、一部の加盟国からはグリーン政策への反発が強まっている。ポーランドなどは、グリーン技術の進展が計画通りでない場合や、経済状況によって投資が妨げられる場合に備える必要があると主張している。

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