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Reuters
掲載日
2025年10月23日
スイスのガルデルマは木曜日、米国関税の逆風にもかかわらず第3四半期の売上高が予想を上回ったことを受け、通期見通しを上方修正した。この発表を受け、同社の株価は約7%上昇した。
第3四半期の純売上高は12億9,000万ドルで、同社が取りまとめたコンセンサス予想の12億4,000万ドルを上回った。
ガルデルマ傘下のセタフィル、アラスティン、レスティレーンのスキンケア製品。スイス・ローザンヌの同社オフィスで撮影、2024年3月13日 – REUTERS/ Denis Balibouse
2024年3月に上場したガルデルマは、通期の純売上高が恒常為替ベースで前年比17%〜17.7%増になると見込むとし、従来の12%〜14%から引き上げた。
同社はネムルヴィオの皮膚科ポートフォリオが力強く伸びていると強調し、2030年までに米国での製造に6億5,000万ドル超を投じる方針を示した。
フレミング・オーンスコフCEOはロイターに対し、「米国での成長が信じられないほど力強いため、全社的に米国へのフォーカスを大きく移している」と語った。
ガルデルマの米国における第3四半期の純売上高は、前年同期比17.5%増となった。ドナルド・トランプ米大統領は8月、スイスからの輸入品に39%の関税を課し、オーンスコフ氏は関税情勢は流動的で、同社は注意深く注視していると述べた。
オーンスコフ氏は、ガルデルマの業績が非常に堅調なため、米国だけでなく欧州やアジアでも雇用を増やしていると述べ、「欧州での非常に力強い成長を踏まえ、こうした動きは今後も続くと見ている」と続けた。
同社はまた、コアEBITDAマージンの見通しについても、従来の約23%から、恒常為替ベースで23.1%〜23.6%になると見込むとした。
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