【最新情報】IVS2025 × CAMPFIRE ピッチコンテスト『Top Gun FUND』で優勝しました!
2025年7月2日から4日にかけて京都で開催された国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025」。
その中で行われたピッチイベント『Top Gun FUND』において、BSF AFRICAが優勝しました!

■表彰式での様子

今回のピッチでは、BSF AFRICAの具体的な事業内容や、経済的可能性、また事業によってもたらされる社会的なインパクト、クラウドファンディングの詳細について発表いたしました。

■代表 平井による発表の様子

国内最大級のスタートアップイベントであるIVSにおいて、貴重な機会をいただき誠にありがとうございます!
また、優勝という大変光栄な結果をいただくことができ、大変嬉しい限りです。
引き続き、事業の成功に向けて、頑張っていきますので、クラウフォファンディングの応援の程よろしくお願いいたします!

▼CAMPFIRE社によるイベントレポート記事は、以下よりご確認いただけます。

イベントレポートはこちらをクリック ▶︎

はじめまして、BSF AFRICA 代表の平井 翔真(ひらい しょうま)です。

私は高校時代に訪れたカンボジアで巨大な“ゴミ山”を目の当たりにし、社会課題の根本的な解決に挑むことを決意しました。
大学・就職を経て、「社会課題をビジネスで解決する」という信念で、単身アフリカ起業へ。
現在は、社会課題が山積するアフリカ現地から、「BSF AFRICA」を通して、世界が直面する食糧課題の解決に挑んでいます。
ぜひこの挑戦を応援いただけたら嬉しいです!

私たちがこのプロジェクトで実現したいのは、世界が直面している深刻な食料問題を解決することです。
その中でも、特に重要な課題である、「プロテインクライシス」と呼ばれる、「タンパク質の不足」を解決したいと考えています。

現在、世界的な人口増加に肉や魚の消費量も増加しています。
一方で、家畜や魚のエサとなるタンパク質の確保が困難になっています。

従来のタンパク源だけでは供給が追いつかず、価格は高騰し続けています。

このままでは食料を安定的に供給できなくなるような危機的状況です。

これは日本においても同じで、解決策を打たない限り、食品の価格が高騰していき、現在と同じような生活を送れない未来がやってくるかもしれません。

この危機に対し、私たちは「BSF(Black Soldier Fly:アメリカミズアブ)」という”アブ”を育成し、持続可能な「新しいタンパク源」の生産に挑んでいます。

BSFは有機廃棄物を餌に約40%以上の高タンパク含有率を持つ幼虫に成長し、家畜や養殖用の優良な飼料となります。

BSFの特徴は、「ゴミからタンパク源を作ることができる」という点です。
なんと、彼らは廃棄物、つまりゴミを食べて成長し、短期間で効率的に高品質なタンパク質を生産してくれます。

▪️BSFの幼虫の様子

また、高い生産性も大きな特徴です。1ヘクタールあたりのタンパク質生産量で比較すると、大豆や魚粉といった従来の飼料よりも約1,000倍の生産能力があるとも言われています。

つまり、BSFは、まさにこの危機を救うことができる「持続可能」かつ「高効率」な次世代のタンパク源なのです。

私たちがこのプロジェクトを立ち上げた背景には、アフリカが直面している複数の深刻な社会課題があります。

まず、ゴミ問題です。
ウガンダをはじめとした多くのアフリカの国では、ゴミの処理インフラが十分に整備されておらず、これが深刻な社会課題となっています。
その深刻さを物語る出来事が、2024年8月にウガンダの首都カンパラ郊外で発生したゴミ埋め立て地の崩落事故でした。
この事故では20以上の尊い命が失われ、適切なゴミ処理システムの不備がいかに人々の生活を脅かしているかを改めて浮き彫りにしました。

次に、雇用問題です。
アフリカでは教育を受けた若者であっても就職が困難な状況が続いており、国内トップの一流大学を卒業しても3人に1人しか就職できないほど深刻な雇用不足に陥っています。
優秀な人材がその能力を発揮する機会を得られない状況は、個人にとっても社会にとっても大きな損失です。

そして、農業分野での課題も見逃せません。
アフリカでは労働人口の60%が農業に従事していますが、そのほとんどが小規模農家です。
彼らは価格の高い飼料や肥料を購入する経済的余裕がなく、生産性の向上や収入の安定化に苦しんでいるのが現状です。

これらの課題は一見別々の問題のように見えますが、実は相互に関連しており、包括的な解決策が求められています。
本プロジェクトは、まさにこれらすべての課題に対して統合的なアプローチを提供できるソリューションの一つです。
ゴミを資源として活用し、雇用を創出し、持続可能で高品質なタンパク質を生産することで、これらの社会課題の解決に貢献していきます。

現在、既に、ウガンダの現地企業様との間でパートナーシップを締結しており、共に事業を進める体制を構築しています。

▪️パートナー企業のGerald Birungi(Green Creek Eco Farm Founder & CEO)

さらに、継続的に廃棄物を回収するために現地の日本食レストランと提携させていただき、月に約15トンの廃棄物回収ができることが決まっています。
日本食レストランの廃棄物は、廃棄物といえど非常に品質が高く、高品質なBSFの生育に最適です。
また、将来的には、BSFで育った家畜や魚がレストランで提供されることで、「循環型のエコシステム」を生み出すことができると考えています。

▪️ウガンダにある日本食レストラン

目下では、生産設備の建設やオペレーションの設計といった事業基盤の構築に向き合っています。

▪️生産設備の建設地

▪️建設作業の様子

このような養殖場の完成を目指しています!

今後、事業で取り組む内容は以下のように計画をしています。

一方で、現在もっとも重要な取り組みが、このクラウドファンディングです。

今後のスケジュールの通り、BSF事業では初期に多額の初期投資と、運営費用が必要となります。
現在絶賛養殖場を建設し準備を進めておりますが、その後BSFによる新しいタンパク源の生産開始を実現するには、十分な運転資金が必要です。

また同時に、アフリカという地で、食料問題という大きな課題に向き合うには、応援をしてくださる多くの仲間が必要になってきます。

クラウドファンディングを通して、事業運営資金の確保と、課題に共に向き合ってくださる皆さんとの繋がりを得たいと考えています。

皆さまからいただいたご支援は、養殖場の建設費用、初期フェーズの事業運転資金、特に現地での雇用創出のための費用として活用させていただきます。

ご支援いただいた皆様には、私たちの活動の「参加機会」をリターンとしてご用意しました。

これらのリターンを通じて、ぜひ私たちの挑戦を共に歩んでいただけたら嬉しいです。

具体的な各月は変動する可能性がありますが、現時点での大まかなスケジュールは以下の通りです。

私たちが目指すのは、人類がこれまで築き上げてきた社会の価値を維持・向上させながらも、地球と共存できる新しい仕組みを作り変え、人と地球の双方にとって持続可能な社会を実現することです。
これは簡単な道ではありません。
ただ、この時代に生きる人間としての「使命」と「責任」を持って、この課題に立ち向かっていきます。

 私たちは、より良い世界を創造する担い手となることを目指しています。

このプロジェクトは、私たちが一人で達成できるものではありません。
世界の食料問題、環境問題という大きな課題に対し、共に立ち向かってくださる仲間が必要です。

私たちの挑戦に共感し、未来への希望を共に創り上げてくださる皆様からの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。このクラウドファンディングへのご参加が、世界を変える一歩となることを信じています。

ご支援、よろしくお願いいたします。

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【代表プロフィール】

平井 翔真(ひらい しょうま)

1998年 三重県四日市市生まれ。

高校時代にカンボジア研修に参加。人生で初めて訪れた途上国で、貧困層やゴミ山といった「社会の歪み」を目にし、衝撃を受ける。

北海道大学経済学部経営学科へ進学し、開発経済学ゼミに所属。ウズベキスタンでの研修や、途上国複数カ国を一人旅を通して、途上国に対する学びを深める。

大学卒業後は、「社会課題をビジネス面から解決する」という思いに共感し、株式会社ネクストビートへ新卒入社。保育業界における人材紹介事業での営業職に従事。また新規拠点立ち上げに加え、リクルーティング業務も担当。

その後、株式会社リクルートへ入社。まなび教育支援事業部にて、以前から強く関心を抱いていた教育格差問題の解決に取り組む。

上記2社を経て、合本株式会社を創業。アフリカでの起業を決意し、単身渡航。

趣味:旅(アジア)、読書(年間100冊ほど)、サッカー(北海道コンサドーレ札幌サポーター)

WACOCA: People, Life, Style.

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