ブラジル代表 写真:Getty Images
プレミアリーグのアーセナルの本拠地であるエミレーツ・スタジアムで国際親善試合が行われることが発表された。現地11月15日に開催されるこの試合では、10月14日のキリンチャレンジカップ2025で日本代表に2-3で敗れたブラジル代表が、セネガル代表と対戦する。試合開始は現地時間16時となっている。両チームにとっては、来年の国際大会に向けた重要なテストマッチの一つとなりそうだ。
UKメディア『Daily Cannon』によると、ブラジル代表が同スタジアムで試合を行うのは通算10回目で、最後の試合は2018年に行われ、当時はFWネイマール(サントス)のゴールでウルグアイ代表に1−0で勝利している。なおブラジル代表にとって、この試合は同欧州遠征初戦であり、3日後の現地18日にはフランス・リールでチュニジア代表と対戦する予定とのことだ。
一方、セネガル代表は3大会連続でFIFAワールドカップ(W杯)出場を決めており、過去のブラジル代表との対戦成績は1勝1分と負けがない。直近の対戦は2023年にポルトガル・リスボンで行われ、FWサディオ・マネが2ゴールを挙げて4−2で勝利した。
同メディアによると、アーセナル所属のFWガブリエウ・マルティネッリは、「アーセナルに来て6年以上が経つ。エミレーツ・スタジアムでは多くの思い出があるが、今度はブラジル代表としてここでプレーできることが特別だ」と語っている。
アーセナルのリチャード・ガーリックCEOは「再びブラジル代表の試合を開催できることを光栄に思う。ブラジル対セネガルは、世界のトップ選手たちを間近で見る絶好の機会だ」とコメントしており、同クラブ所属のマルティネッリとDFガブリエウの両選手が母国のユニフォームで出場する可能性にも期待を寄せた。
また、セネガル代表のパペ・ティアウ監督も「エミレーツ・スタジアムでブラジルと戦う以上に刺激的な試合はない。アーセナルのファン、そして全てのサッカーファンに観戦してもらいたい」と語り、2026年のW杯に向けて意欲を示した。

WACOCA: People, Life, Style.