英政府、中国大使館建設計画巡る決定を再び延期 12月10日まで

 英政府は16日、欧州最大の大使館をロンドンに建設するという中国の計画を巡り、承認するかどうかの決定を再び先送りした。写真は中国大使館の建設予定地の外観。ロンドンで2023年6月撮影(2025年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 16日 ロイター] – 英政府は16日、欧州最大の大使館をロンドンに建設するという中国の計画を巡り、承認するかどうかの決定を再び先送りした。

ロンドン塔近くの敷地に新しい大使館を建設するという中国の計画は、地元住民や議員、そして英国内の香港民主派活動家の反対によって過去3年間停滞。新大使館がスパイ活動の拠点として利用されるとの懸念から、英米の一部政治家は計画を阻止するよう政府に働きかけている。

ロイターが確認した書簡によると、住宅省は内務省と外務省からの回答が遅れているため、今月21日までではなく、12月10日までに計画を承認するか決定すると記している。

スターマー首相の報道官は、政治的な理由で決定が遅れたのかとの質問に対し、提出書類の詳細に関する検討により多くの時間が必要だと答えた。

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Sam Tabahriti

Sam Tabahriti is a UK breaking news correspondent covering general and political news for Reuters. He has over five years of experience covering general news and three years covering business and legal news. He is also a keen cyclist and photography enthusiast.

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