カナダ首相、米国との関税協議継続 「反撃より対話」

カナダのカーニー首相は16日、米国が一部のカナダ産品に課した関税について、重要分野を巡り米国と緊密な協議を続けていると述べ、対話を重視する姿勢を示した。写真はワシントンで7日撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[オタワ 16日 ロイター] – カナダのカーニー首相は16日、米国が一部のカナダ産品に課した関税について、重要分野を巡り米国と緊密な協議を続けていると述べ、対話を重視する姿勢を示した。

トランプ米大統領は年初にカナダ産の鉄鋼、アルミニウム、自動車に関税を課し、カナダも対抗措置を導入。両国は現在、鉄鋼とアルミニウムに対する措置の解除に向けた協議を行っている。

カーニー氏は記者会見で、米国に対する報復措置の可能性に関する質問に対し「反撃のときもあれば、対話のときもある。今は対話のときだ」と述べた。

カナダは中国とも通商問題を抱えており、カーニー氏は近く中国高官と会談するとの見通しを示した。カーニー氏は9月に中国の李強首相と会談を行っており、カナダ政府筋によると、カーニー氏は今月後半にアジアで開かれる2つの首脳会議に出席する際に中国の習近平国家主席と初会談を行う可能性がある。

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