イケア・ジャパン株式会社は、アフリカのサバンナに生きる野生動物から着想を得た新シリーズ「SANDLÖPARE(サンドローパレ)コレクション」を、2025年10月3日(金)より全国のイケア店舗およびオンラインストアで発売を開始しました。
スウェーデンの野生生物保護センター「Nordens Ark」との共同開発により誕生した本コレクションは、遊びを通じて子どもたちが絶滅危惧種への理解と関心を深めることを目的としています。
さらに、10月15日(水)からは公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)への寄付を行うドネーションキャンペーン「一緒に野生の動物を守ろう!」も実施されます。
サバンナの生命をモチーフにした新コレクション
「SANDLÖPARE/サンドローパレ コレクション」は、アフリカのサバンナをテーマに、遊びながら自然や生き物について学べるようデザインされた全30アイテムから構成されています。ぬいぐるみやスツール用カバー、収納バッグ、アクティビティブック、塗り絵ロールなど、家庭での遊びを通して学びを促進する内容となっています。
このコレクションは、スウェーデンの非営利団体「Nordens Ark」との協働により開発されました。同団体は1989年に設立され、絶滅危惧種の繁殖・保護・教育を中心に活動している組織です。イケアはこのパートナーシップを通じて、今後数年にわたり自然保護への理解促進と製品開発支援を続けていくとしています。
IKEA of Swedenの製品デザイン開発担当者アンナ・エドラン氏は、「Nordens Arkの協力により、動物たちのイラストをよりリアルに表現できました。子どもも大人も珍しい動物を見つける楽しみを味わえるでしょう」とコメントしています。
リサイクル素材を使用した安全で高品質なぬいぐるみ
SANDLÖPAREシリーズのぬいぐるみは、すべて100%リサイクル素材(※一部例外あり)で製造されており、環境への配慮と安全性を重視しています。中素材から生地、糸、補強材まで再生素材を採用。さらに、洗濯耐久性や化学試験など、複数の品質検査を経て販売されています。
イケアでは1997年以降、安全対策の一環としてぬいぐるみの目をビーズではなく刺繍で表現しており、これがデザイン性向上にもつながっています。
製品デザイン担当のホルヘ・オマール・サントヨ・エナイン氏は「最も難しかったのはキリンの首の構造。洗濯後も首がしっかり立ちつつ、やわらかな手触りを実現することに苦労しました」と語っています。
代表的なアイテムには、ミーアキャット(799円)、キリン(子ども用999円・おとな用1,999円)、チンパンジー(1,299円)、チーター(赤ちゃん999円・成体1,499円)、カバ(2,499円)などがあり、それぞれが実際の生態に基づいた特徴を持っています。
WWFジャパンと連携したドネーションキャンペーンを展開
コレクションの発売にあわせて、イケアでは世界規模で「一緒に野生の動物を守ろう!」キャンペーンを実施します。日本では2025年10月15日(水)から12月10日(水)までの期間中、SANDLÖPAREコレクションを含むすべてのぬいぐるみを対象に、1点購入ごとにイケアが100円をWWFジャパンに寄付します。
寄付金は、絶滅の危機に瀕した動物たちの保護や生息環境の保全活動に活用される予定です。イケアはこの取り組みを通じて、地球環境と生物多様性の大切さを次世代に伝えることを目指しています。
イケアの調査「IKEA Play Report 2024」では、子どもの約半数(51%)が「遊ぶ時間に満足していない」と回答し、親の54%が「もっと一緒に遊ぶ時間を増やしたい」と感じていることが明らかになっています。
イケアは本コレクションを通して、家族が遊び・学び・楽しむ時間を共有しながら、地球や動物への理解を深める機会を提供していくとしています。
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