イタリア水泳連盟は9日、同国女子のベネデッタ・ピラト(手前)とキアラ・タランティーノに90日間の出場停止処分を科したと発表した。写真はシンガポールで8月撮影(2025年 ロイター)
[ローマ 9日 ロイター] – イタリア水泳連盟(FIN)は9日、同国女子のベネデッタ・ピラト(20)とキアラ・タランティーノ(22)に90日間の出場停止処分を科したと発表した。
イタリアメディアによると、両選手は8月下旬、バリ島での休暇から帰国する途中、シンガポール空港で万引をしたという。監視カメラの映像には、タランティーノが免税店で複数のエッセンシャルオイルのボトルを盗み、ピラトのかばんに隠す姿が捉えられていた。一時的に地元当局に拘束されたが、イタリア外交官の協力で釈放された。
50メートル背泳ぎの元世界記録保持者で、8月の世界選手権では同種目で銅メダルを獲得していたピラトは「シンガポール空港当局が対応した不快な事件に、不本意ながら間接的に巻き込まれた」とインスタグラムにコメント。
ピラトは不適切な行動を取る意図は全くなかったとし、「この経験から、慎重さ、個人の責任、そして周囲の人々の価値について大きな教訓を得た」などと述べた。
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