徳島市の公文書開示をめぐる控訴審判決で、高松高裁が市に対し黒塗り部分の公開を命じたことについて、徳島市の遠藤彰良市長は10月9日、「上告しない」方針を明らかにしました。
(徳島市・遠藤彰良 市長)
「上告はしません」
裁判では、2017年12月に徳島市議が市の職員に対し、不当な働きかけをしたとする公文書を、徳島市議会の山本武生議員が開示請求したところ、大部分が黒塗りだったため、市に黒塗り部分の公開を求めていました。
9月25日の控訴審判決で、高松高裁は一審判決を破棄、黒塗りは「違法」だとして市に全面公開を命じていました。
この判決の上告期限は10日までですが、これついて徳島市の遠藤市長は上告しない方針を明らかにしました。
(徳島市・遠藤彰良 市長)
「市議会議員の働きかけということですよね、当然公表されてしかるべきだと思う」
このほか遠藤市長は、現在百条委員会で調査されている生活保護費の国庫負担金を市が過大請求している問題で、市が改めて調査し明らかにする意向を示しました。
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