2025年10月7日 午後8時00分

「ワーク=ライフ」の高市さんに”捨てる”よりしてほしいこと

福井で仕事と生活を営む者です。次の総理(新総裁)は、福井県人を夫に持つ高市さんに決まりましたね。

そんな、福井とも深いご縁のある女傑・高市さんの「ワークライフバランス捨てる」発言。SNS村の一部では軽く騒がれていますが、残念ながらというか、やっぱりというか、世間はいまだに「ワークライフバランス≒残業の有無」という話で足踏みしているようです(社名に掲げて活動されてきた小室淑恵さんもさぞかしガッカリなことでしょう)。

私の理解では、かつての「人生、仕事かそれ以外か」というくらいの極端さを見直し、仕事と生活を上手に結びつけて、どちらも賢く充実させようということだったはず。やっぱり、ワークライフ・インテグレーション(統合)、と言い換えた方が正確だったのかもしれません。分かりにくいけど。

夫婦共働きが当たり前の福井。特に子育て中のワークママさんは、一日も早く仕事と生活が「統合」されることを待ち望んでいることでしょう。「趣味を仕事にしたい!」とか、そんな変な贅沢を言ってるんじゃないんです。例えば、

・どうして子どものお迎えの時間にちょいと中抜けさせてもらえないのか?

・どうして会社の空いてる会議室で子どもに宿題でもさせておけないのか?

・どうして家事も道も渋滞する朝、1~2時間くらいズラして出社できないのか?

・どうしてあと1時間分を家に持ち帰り子どもが寝た後に作業(≠残業)できないのか?

はいはい分かります。労基法でいろいろガチガチなんですよね。労働者を守るための古い法律が、労働者を縛り付けちゃってるんですよね。そして、それをどうにかするのがまさに政治家のお仕事。

高市さんは、国を運営し社会を良くするという尊い「仕事」を、政治家・国会議員としての公私の境界を超えた生活の中に見事に統合されているわけです。わざわざ”捨てる”までもなく、完璧な「ワーク=ライフ」を体現している。

誰だって(それは言い過ぎか)、ワーク=ライフになるなら、たくさん働いてたんまり稼ぎたいはずです。そのために、欠かせない家事や大切な家族との時間を、仕事の時間や空間と無理なく共存できるようにして欲しいわけです。ITとか、クラウドとかテレワークとか、そういうのをうまく使って。

共働きで家族を営む福井の現役世代の多くが望むのは、「時間差」とか「中抜け」とか「持ち帰り」といった、少しの技術と政治家の決断があれば叶うはずの、ささやかな改革です。

ワークとライフが統合されている高市さん。福井の男性と結ばれたことも何かのご縁ですし、ぜひ共働き率1位(の年もある)福井の現役世代に想いを馳せていただき、仕事と生活のおかしな線引きに苦しまなくてすむ、ワークライフの新しい時代をつくってください。

 

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