2025年10月8日 19:43
山梨県北杜市に人工衛星や宇宙ゴミを観測する拠点が完成しました。
衛星や宇宙ゴミが衝突しないよう捕捉、追跡するもので、8日は内部が住民に公開されました。
観測施設は標高1200mの北杜市高根町にある元小学校を利用して、整備されました。
直径3mのドームの中には筒状の光学望遠鏡があり、上空3万6000㎞にある人工衛星を自動追尾します。
施設は宇宙開発に関係するソフトウェアの開発などを手がけるベンチャー企業が設置しました。
50cm四方の衛星まで捕捉可能な能力があり、1万個以上の人工衛星や2万個以上の宇宙ゴミがそれぞれどういう位置にあるか、軌道を計算して衛星や宇宙ゴミの衝突回避などに役立つソフトウェアを開発します。
LSAS Tec 髙橋英治 社長
「日本だけではなく、世界の人工衛星の運用の安心安全につながる技術につながればという思いで、このセンターで活動したい」
施設はすでに試験運用が終わっていて、先月中旬から本格始動しているということです。
最終更新日:2025年10月8日 19:43
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