米国株式市場=ダウ・S&P最高値更新、ハイテク下げナスダックは下落

米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が過去最高値を更新して取引を終えた。写真は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で8月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 3日 ロイター] – 米国株式市場は、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabとS&P総合500種(.SPX), opens new tabが過去最高値を更新して取引を終えた。この日発表された民間経済指標などを受け、利下げ観測が高まりつつあることが背景にある。一方、大手ハイテク銘柄が概ね下げを強めたことでナスダック総合(.IXIC), opens new tabは下落した。半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズ(AMAT.O), opens new tabは下落。前日、2026年度の売上高が6億ドル押し下げられるとの見通しを示したことが弱材料となった。電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabも安い。一方、S&P公益事業(.SPLRCU), opens new tabは上げた。米政府閉鎖が3日目に突入した中、供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合指数では、雇用指数は景況拡大・悪化の分かれ目となる50を4カ月連続で下回り、労働市場の軟化が改めて示唆された。これを受け、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測がさらに強まった。

エドワード・ジョーンズの投資戦略責任者、モナ・マハジャン氏は、「政府閉鎖が始まって以来、市場が織り込むFRBの利下げ確率は上昇しているようだ」と指摘。経済への潜在的な影響のほか、ISM指数の弱さが影響している可能性があるとの見方を示した。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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