ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.03 11:44
北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相が1日(現地時間)、ロシアのベロウソフ国防相と会談し、ロシアに対する北朝鮮の支持を表明した。同日、ロシアのネベンジャ国連大使は北朝鮮が事実上の核保有国という趣旨の発言をしたが、最近、全方向に密着を拡大・強化している朝ロ関係を表す場面という分析が出ている。
2日の朝鮮中央通信などによると、努光鉄国防相とベロウソフ国防相は1日、モスクワ州で開かれた北朝鮮軍献呈銅像除幕式に出席した。「同盟者-朝鮮の抗日遊撃隊員」と題したこの銅像は第2次世界大戦当時にソ連軍と共に戦った北朝鮮遊撃隊を称えるために制作された。ベロウソフ国防相はこの銅像が「兄弟愛」を象徴すると強調した。ロシアのクルスク解放作戦に北朝鮮軍が参加したことについて「ロシアと北朝鮮の包括的・戦略的同盟を確認させる」と評価しながらだ。
努光鉄国防相はこの日の演説で「共同の敵に反対する血戦で両国と人民が戦友の情、同志の情で強く結びつき、包括的戦略パートナーシップ、同盟関係に発展させる礎石になった」とし「戦闘的親善と団結を絶えず強化していく両国人民の前途にはいつも勝利と光栄だけがあるはず」と強調した。続いて「プーチン大統領の指導の下、主権と領土保全、国益に対する権利を守護するためのロシア政府と軍、国民の戦闘を全面的に支持する」と述べた。両国関係については「朝ロ指導者の戦略的指導力の下、包括的、かつ未来に向けた目的のある協力に発展している」と評価した。
同日、ネベンジャ国連大使は北朝鮮を事実上の核保有国と認める趣旨の発言をした。ネベンジャ大使はこの日の記者会見で、北朝鮮非核化関連の質問に「ロシアに質問することではない」とし「北朝鮮の次官が話したことは我々が生きる現実」と答えた。北朝鮮の金善慶(キム・ソンギョン)外務次官が先月29日の国連ハイレベルウイークでの演説で強調した「核放棄不可」の立場に関する発言と解釈される。
ネベンジャ大使は「これ(核保有)はすでに彼ら(北朝鮮)の憲法にある」とし「あなたが好むかどうかに関係なくこれは現実」と述べた。ロシアは核武装をした北朝鮮を認めるのかという言葉には「認める必要はない」とし「公然の秘密」とも語った。ネベンジャ大使は「彼ら(北朝鮮)は、私は名前を挙げないがあなたも名前を知る他の国のように(核保有を)隠さない」とし「彼らは事実上の核保有国」と説明した。北朝鮮をインドやパキスタンなど事実上の核保有国と同一線上に置いたものと考えられる。これは昨年の北朝鮮軍の派兵後、朝ロ間の密着が全方向に拡大・強化することを象徴的に見せている。
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