ブラジルと米国は、首脳同士の直接会談に向けた調整を進めており、会談は第三国で行われる可能性が高い。事情に詳しい複数のブラジル当局者が明らかにした。

  ブラジル政府は、今月開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議を会談に最適な場とみているという。

  当局者によると、このASEAN会議は26日からマレーシアで開催される予定で、ワシントンやブラジリアではなく中立的な場所でトランプ米大統領とブラジルのルラ大統領が会う機会を提供することになる。

  ホワイトハウスの当局者も、直接会談の可能性について協議が続いていることを確認した。

relates to 米国とブラジル、アジアでの首脳会談模索-関係改善の兆し

トランプ氏とルラ氏

Photographer: David Dee Delgado/Bloomberg

  両国関係はここ数カ月で急速に悪化。トランプ氏が自身を強く支持してきたブラジルのボルソナロ前大統領がクーデター未遂で有罪判決を受けたことに反発し、ブラジルからの輸入品に50%の関税を課し、さらにブラジル連邦最高裁判所の判事を制裁対象としたためだ。

  ただ、関係改善の兆しも見え始めている。ニューヨークで先週開かれた国連総会で両首脳がわずかな時間ながら言葉を交わし、トランプ氏がルラ氏との間に「良い相性がある」と述べ、相違点を話し合うための会談について協議したことを明らかにした。

  トランプ氏はASEAN会議への正式な出席をまだ確認していないが、日本や韓国を含むアジア歴訪の一環としてマレーシアを訪れるとの見方が広がっている。

  ルラ氏もインドネシアへの公式訪問後にクアラルンプールに向かい、地域との貿易関係強化を目指す予定だ。

  事情に詳しい2人の当局者によれば、ルラ氏にとってトランプ氏との会談は最優先課題だという。

  ただしルラ氏は会談を実効的なものにすることを重視しており、日程を確定させる前に十分なデータや情報を準備したい考えだと、1人の当局者が述べた。

原題:Brazil Sees Asia Summit as Ideal Spot for Lula-Trump Meeting (抜粋)

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