「スイスのごみがアフリカで処分されている」というのは本当だろうか?スイスインフォが事実を検証した。
このコンテンツが公開されたのは、
2025/10/01 10:00
スイスの廃棄物管理ルールは厳しい。使用済み自動車外部リンクは「管理廃棄物」に分類され、認可を受けた廃棄物処理会社のみが処分できる。許可を得れば、欧州連合(EU)加盟27カ国または経済開発協力機構(OECD)38カ国のどこかに持ち出して廃棄できる。しかし、それ以外の国に輸出することはできない。
環境と人々の健康を守るため、使用済み自動車はベルン近郊に拠点を置くトーメン・グループのような、認可を受けた企業が処理を行う。
ここでは、専門家が車両からすべての液体とバッテリーを抜き取り、アルミニウムや銅など再利用可能な部品を取り除く。
スイスでは毎年5万~6万台の車がこうしたリサイクルプロセスを経ている。しかし一部の車はスイスのように廃棄物を効果的にリサイクルする手段を持たない国々に違法に輸出されてしまう。
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スイスの立場
「スイスのごみがアフリカで処分されている」って本当?
This content was published on
2025/03/14
廃棄物の違法な輸出入は、数十億ドルの利益に悪徳業者がたかる一方、人々の健康を害する恐れがある。スイスのように厳しい廃棄物規制を持つ国でさえ、取り締まりに苦戦している。
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