東京武蔵村山銅線300キロ余盗んだか中国籍の3人逮捕うち2人は金属盗対策法違反疑いで初摘発

逮捕されたのはいずれも中国籍で、東京昭島市に住む蘇照文容疑者（35）と、劉小民容疑者（39）、それに千葉県八街市の于荊容疑者（40）の3人です。

警視庁によりますと、ことし7月、武蔵村山市のパチンコ店の解体工事現場に侵入し、銅線およそ330キロ、およそ35万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

3人は盗んだ銅線を埼玉県内の金属買い取り業者に持ち込み、売却していたということです。

また、蘇容疑者と于容疑者について、銅線の切断に使ったとみられる長さ80センチと60センチのケーブルカッターを車内に隠し持っていたとして、金属盗対策法違反の疑いで書類送検しました。

この法律は、工事現場などから金属が盗まれる被害が相次いだことを受けて9月から施行され、摘発は全国で初めてだということです。

車内からはほかにも銅線や水道の蛇口などおよそ300キロを売却した領収書が見つかっていて警視庁が詳しく調べています。

調べに対し、蘇容疑者と于容疑者は容疑を認め、劉容疑者は容疑を一部否認しているということです。