旅の本質は、記憶よりも“物語”にある──。

誰かに語りたくなる体験。自分の言葉で話せる景色。そんな旅のかたちが、今あらためて注目を集めている。オーストラリア政府観光局の最新キャンペーンは、「旅の意味」にもう一度目を向けさせてくれる。

「グッデイ!」で始まる、かたれる旅の招待状

2025年9月24日、オーストラリア政府観光局が日本でスタートさせたのは、世界規模で展開中のキャンペーン「『グッデイ!』ではじめよう、オーストラリア」の第二弾。訪れた人が誰かに語りたくなるほどの“記憶に残る旅”を提案するこの企画は、旅行という行為の本質を静かに問いかけてくる。

映像コンテンツを中心に、SNSや駅広告を通じて多角的に展開。日本市場の顔として起用されたのが、世界遺産検定マイスターの資格を持つ、あばれる君。単なる案内役ではなく、旅を語る人としての立ち位置にシフトした彼は、今回「かたれる君」として登場。旅人から“語り部”へと進化を遂げた姿が、映像の中で描かれている。

世界遺産で「語る力」が育つ?

©オーストラリア政府観光局

キャンペーン動画の舞台は、オーストラリアを代表する3つの世界遺産。先住民文化が今も息づく「デインツリー熱帯雨林」、ユーカリの香る山々が広がる「ブルー・マウンテンズ国立公園」、そしてオペラハウスの“舞台裏”に迫る「シドニー・オペラハウス」。

どの映像もただの観光映像ではない。現地での体験をもとに、あばれる君が「かたれるPoint」として、自分の言葉でその魅力を紹介していく。学び・発見・驚きを旅に持ち帰った人のリアルな声は、旅先の魅力を伝えるだけでなく、「自分も行ったら何を感じるだろう?」という想像の扉を開いてくれる。

動画はコチラから!

なぜ今、“かたれる旅”が必要なのか

気づいている人も多いはずだ。
旅のSNS投稿は一瞬で流れ、記憶もやがて曖昧になる。そんな時代にこそ求められているのは、記録ではなく“物語”ではないだろうか。誰かに語るとき、体験は言葉になり、感情が乗り、もう一度生き返る。

あばれる君のように、知識と実感を重ね合わせて旅を“かたれる人”は、これからの旅人像のヒントかもしれない。旅先で得た感動を、その場で終わらせるのではなく、持ち帰り、語ることで、もう一度自分のものにする。それこそが、“かたれる旅”の醍醐味だ。

味覚からも始まるオーストラリアの旅

©オーストラリア政府観光局

そして旅のきっかけは、意外と身近なところにも。

今回のキャンペーンと連動し、オーストラリア発の人気カフェ「Single O」では、限定プレート「G’day Plate」を提供。ソーセージロール、アボカドトースト、ラミントンケーキといったオーストラリアの“食の物語”を一皿にまとめたメニューだ。

食べながら思いを巡らせる。それも立派な旅の入り口である。しかも特典として、カンガルーの「ルビー」が描かれたクッキーとドリップパックのプレゼントも数量限定でついてくる。

『Single O コラボメニュー』

【メニュー詳細】オージービーフのソーセージロール、スマッシュアボカドトースト、サラダ、コーヒー風味のラミントンケーキ(ラズベリージャム入り)
※コラボメニューにはコーヒーはつきません。
【販売価格】1,850円(税込)
【販売期間】2025年9月27日(土)~10月26日(日)
【販売店舗】「Single O」神田淡路町店

語りたくなる旅は、誰の中にもある

「グッデイ!」という言葉は、ただの挨拶ではない。新しい旅の始まりを知らせるサインだ。今回のキャンペーンが伝えてくれるのは、世界遺産の美しさだけではない。旅を“かたるもの”に変えることで、記憶がもっと深く、もっと自分らしくなるということ。

あばれる君が見た景色は、誰かに語ることで、その意味が膨らんでいった。では、自分が見る旅の景色には、どんな言葉が生まれるのだろう? そんな問いかけを抱えながら、次の旅の準備を始めてみるのもいいかもしれない。

Top image: © オーストラリア政府観光局

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