子どもたちに、火事のおそろしさや防火の大切さを学んでもらおうと、26日、雲仙市で「防火大会」が開かれました。

この「防火大会」は、空気が乾燥して火事が起きやすくなるこれからの時期を前に、雲仙市の小浜消防署が地元の保育園やこども園の園児に参加を呼びかけて開きました。

会場となった市内の体育館には、140人ほどの子どもたちが集まり、消火器から水を出して的を倒すゲームなどに挑戦していました。

また、会場では、煙が立ちこめているテントの中を、子どもたちが手やタオルで口や鼻をふさいで通り抜ける体験も行い、いざという時に身をも守る方法を学んでいました。

小浜消防署の管内では、ことしに入ってから先月末までに去年より5件多い9件の火災が発生しているということです。

参加した子どもたちは、最後に「絶対に火で遊びません。火の用心」と誓いのことばを話していました。

「防火大会」に参加した園児は「煙の中を通るのは楽しかったです。火事になったときも同じように逃げたいと思いました」と話していました。

また、小浜消防署予防設備課の栗原良輔係長は「きょう学んだことを家に持ち帰ってもらい家族で防火意識の向上につなげてもらいたい」と話していました。

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