9月25日、欧州連合(EU)欧州委員会は、今後数週間以内に中国の鉄鋼および関連製品に25─50%の関税を課す計画だと、ドイツの経済紙ハンデルスブラットがブリュッセルの高官の話として報じた。2023年6月、湖北省で撮影(2025年 ロイター/Amy Lv)
[フランクフルト 25日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会は、今後数週間以内に中国の鉄鋼および関連製品に25─50%の関税を課す計画だと、ドイツの経済紙ハンデルスブラットがブリュッセルの高官の話として報じた。
欧州委はすぐにコメントしなかった。
欧州委のフォンデアライエン委員長は今月、世界的な過剰生産能力が利益率を圧迫し、欧州鉄鋼業界の脱炭素化に向けた投資を困難にしていることから、国内生産者を保護するために鉄鋼輸入を抑制する新たな方法を提案すると述べていた。
フォンデアライエン氏はまた、期限切れとなる鉄鋼セーフガードに代わる新たな長期的貿易手段を提案するとも述べた。国際貿易ルールに基づき、EUは既存の鉄鋼セーフガードを2026年半ば以降に延長することはできない。
一方、アナリストの予測によると、中国の鉄鋼輸出量は今年、4─9%増の約1億1500万─1億2000万トンに達し、過去最高を記録する見通しだ。
欧州の鉄鋼メーカーは米国の50%関税にも直面している。
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