カナダ、対インドネシア輸出拡大へ 米市場からアジアに多様化

 カナダのシドゥ国際貿易相は、インドネシアと包括的経済連携協定(CEPA)に署名したことを受け、今後8─12カ月で同国向け輸出の最大95%を無関税とすることを目指していると述べた。写真はタンジュンプリオク港のコンテナ。7月撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)

[オタワ 24日 ロイター] – カナダのシドゥ国際貿易相は、インドネシアと包括的経済連携協定(CEPA)に署名したことを受け、今後8─12カ月で同国向け輸出の最大95%を無関税とすることを目指していると述べた。

「農業、エネルギー、通信、防衛、航空宇宙の分野で多くの機会がある」とインタビューで語った。

CEPAは両国で1年以内に批准される可能性が高いとし、2国間貿易は6年以内に倍増する可能性があるとの見方を示した。

また、カナダにとってインドネシアは東南アジア最大の輸出市場で、急成長する地域への入り口を提供すると指摘。カナダ政府は近くフィリピンとの協定締結も目指すと述べた。

その上で、今後数カ月でアジアを頻繁に訪問する考えを示し、マレーシアや韓国、日本も視野に入れているとした。

さらに、中国との貿易摩擦を緩和するため両国間で対話が活発化する中、11月に訪中する可能性が高いと述べた。

インドとの経済関係拡大にも意欲的だが、協議はまだ初期段階だとした。

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