公開日時 2025年09月25日 16:42更新日時 2025年09月25日 17:27

 旧奈良監獄の看守所=奈良市

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共同通信

 星野リゾート(長野県軽井沢町)は25日、国の重要文化財「旧奈良監獄」(奈良市)を改修したホテルに併設する博物館を2026年4月27日に開業すると発表した。監獄を博物館としても活用し、インバウンド(訪日客)を含めた来客の底上げにつなげる。

 旧奈良監獄は明治政府が計画した「五大監獄」で、看守所を中心に五つの収容棟が放射線状に立ち並ぶ。「奈良監獄ミュージアム」は看守所と収容棟の一つを見学でき、カフェを備えた展示エリアも設ける予定だ。来場者数は年間30万人を目指す。ホテル「星のや奈良監獄」の開業時期は26年春から26年中に改めた。

 星野リゾートは27年に奈良県明日香村で高級ホテル「星のや飛鳥」を開業することも発表した。星野佳路代表は、大阪市内で記者会見し「地域の魅力をコンテンツに変えて発信することで、需要は十分確保できる」と述べた。

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