色鮮やかに咲き始めたヒガンバナ=西海市、長尾城跡
五島灘や平戸島などを望む長崎県西海市西海町中浦北郷の長尾城跡で、赤や白のヒガンバナが咲き始めた。ブランコやベンチに座り、雄大な景色と花の「共演」を楽しめる。
長尾城跡は標高180メートル。石宗地区景観事業長尾城保存会が管理している。同会代表の田添繁さん(87)が仲間と展望デッキやベンチ、ブランコなどを整備。憩いの絶景スポットとなっている。
ヒガンバナは同会が十数年前から植栽と手入れを続け、現在は約1万本になった。今月末に見頃を迎えるという。
同町出身で墓参りのため帰省していた佐世保市上原町の小椎尾(こじお)清子さん(58)は「ここは季節の花と景色が楽しめる。古里にいい所があると再確認できる」と笑顔で話した。田添さんは「休憩所などもあり、くつろげる場所。ぜひ一度、ここからの景色を見てほしい」と呼びかけている。
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