高校野球秋季奈良大会3回戦   奈良大付7―0奈良 ( 2025年9月23日    ロートスタジアム奈良 )

<奈良大付・奈良>7回2安打無失点と好投した奈良大付・新城(撮影・河合 洋介)
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高校野球の秋季奈良大会は23日に3回戦が行われ、奈良大付が奈良を7―0の7回コールドで制して準々決勝に進んだ。

 最速1メートル88の長身で最速145キロを誇る新城楓雅(2年)は、今秋初登板で7回を被安打2、無失点の好投。NPBのスピードガンで143キロを計測した直球を中心に押し込んで6奪三振を数え、3季連続近畿大会出場が懸かっていた難敵を寄せ付けなかった。

 「今日は直球で押し込むことができました。狙ったところに投げきれずに内容としては良くなかったけど、ゼロに抑えられたことは良かったと思います」

 身長1メートル88、体重80キロの大型投手ながら、高い制球力も備えている。今夏は背番号10で4強入りに貢献し、来秋ドラフト戦線に名乗りを上げた。

 新チーム結成から約2カ月で自己最速は2キロ上昇。身長は「まだ伸びていると思います」と明かすように伸びしろも大きい。球場で視察した巨人の柳舘俊スカウトは「いい球を投げていたし、伸びしろも感じる。体は大きいけどフィールディングも上手い。この時期に、これだけの球を投げられれば十分だと思います」と評価した。

 同校OBで2学年上の岸本佑也は、2024年ドラフトで楽天から育成1位を受けた。「岸本さんも凄い先輩だったけど、僕は支配下でプロに行きたい」と目標を掲げた。

 ◇新城 楓雅(しんじょう・ふうが)2008年(平20)4月27日生まれ、大阪府大東市出身の17歳。小4から諸福スパイダーズで野球を始める。中学では守口ボーイズに所属。奈良大付では1年秋から背番号10でベンチ入りし、2年秋から背番号1。遠投100メートル。1メートル88、80キロ。右投げ右打ち。

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