米超党派の下院議員団が22日、中国の董軍国防相と北京で会談した。団長は下院軍事委員会の民主党トップであるアダム・スミス氏(写真)。2021年の代表撮影(2025年 ロイター)
[北京 22日 ロイター] – 米超党派の下院議員団が22日、中国の董軍国防相と北京で会談した。下院議員団による訪中は2019年以来で、軍同士の意思疎通など交流強化を目的とした協議が行われた。
議員団の団長は下院軍事委員会の民主党トップであるアダム・スミス氏。同委員会は国防総省と米軍を監督している。
スミス氏は董氏に対し「われわれは2019年以来初の下院代表団であり、今後より頻繁な訪問と、より活発な対話が必要だと強く感じている」とし「特に軍事面で意思疎通の窓口を開きたい」と述べた。
董氏は今回の訪問が両国の意思疎通強化に向けた取り組みの「良い段階」となると言及。中国国営新華社によると、軍同士の関係や二国間関係の改善に向け「干渉的で制約的な要因を排除し、建設的かつ実際的な措置」を講じるよう米議員団に求めた。
董氏は今月、ヘグセス米国防長官と電話会談を実施。同長官は中国との対立を望んでいないと述べた。
また、下院議員団は21日、李強首相と面会したほか、22日には何立峰副首相と会談。何副首相は、安定的で健全かつ持続可能な貿易・経済関係の発展に向け、両国が「率直な意思疎通を行い、信頼を高め、疑念を解消する」よう呼びかけた。 もっと見る
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