ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.22 06:57

日本で韓国キムチの価格競争力が日本産キムチに押されていることが明らかになった。日本は輸出の約40%を占める韓国キムチの最大輸出先だ。

韓国農水産食品流通公社(aT)東京支社によると、現在の韓国産キムチ価格は1グラム当たり1.3~1.5円(消費税除く)水準で、日本産と比べ30%以上高い。2022年までは1グラム当たり1円で同水準だった。

日本のKSP-POSによると、2023年基準で販売率上位50ブランドのうち韓国産価格は▽宗家キムチが320グラム370.97円▽ビビゴおいしいキムチが300グラム312.54円▽牛角韓国直送キムチが330グラム330.38円▽韓キムチが300グラム367.78円などだ。日本産より50円~100円以上高い。

持続的な円安で韓国キムチ輸入企業の負担が大きくなったのが主要因だ。円が下落すれば同じ量を輸入しても大きな費用を負担しなければならない。ここに気候変動によりキムチの原材料であるハクサイ価格が上がり、韓国内の人件費や運送費が高騰したことから企業が消費者価格引き上げを断行したと分析される。

aT大阪支社は今年初めにまとめた報告書「日本キムチ市場動向」で、「(輸入業者が)2022~2023年の売り場価格で平均3%前後の値上げを断行し、2024年にも価格上昇が続いた。韓国内の人件費上昇などの引き上げ要因が解消されず今後さらに値上げを予定しているブランドもある」と指摘した。続けて「日本産との価格差がさらに広がれば韓国産キムチは日本のスーパーマーケットの陳列台に並ばなくなるかもしれない」と付け加えた。現在日本のキムチ市場で韓国産が占める割合は10%水準だ。

昨年キムチ輸出は過去最大を記録したが、輸出先のうち1位である日本への輸出は減った。韓国は日本に毎年2万トン前後、800億ウォン規模のキムチを輸出しているが、昨年は対日キムチ輸出量が前年比で9%、金額で12%減少した。世界キムチ研究所のソ・ヘヨン産業知能化本部長は「日本は韓国キムチを世界的化する足がかりになった国であるだけに、輸出採算性が多少落ちるとしても簡単にあきらめることはできない」と話した。

日本に進出した企業はK-POPや韓国ドラマなど韓流文化に対する好感度を活用して突破口を探している。大象(テサン)は4月にアイドルグループSEVENTEENのホシの顔をパッケージにあしらった「宗家キムチ」3種セットを発売した。日本の消費者の好みに合わせてレシピを最適化し、辛みを低くした製品だ。

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