多くの客でにぎわうニッポン・マーケット=3日、サンタクルス市・ボリビア沖縄県人会の多目的コート

多くの客でにぎわうニッポン・マーケット=3日、サンタクルス市・ボリビア沖縄県人会の多目的コート

[ワールド通信員ネット]@ボリビア

 【山城博明通信員】ボリビア・サンタクルス市のボリビア沖縄県人会の敷地内で開かれるニッポン・マーケットが人気を博している。日本の商品などを販売するマーケットで、毎月第1、3日曜日の開催だ。

 元々は県系の若い女性たちがオキナワ移住地で栽培される野菜や家庭で作った菓子や餅などを販売していた。

 新型コロナウイルス禍の中断を経て、4人のメンバーで再開。今では、県系人だけではなく他府県出身の2世や日系社会ゆかりのボリビア人ら13人が運営に関わる。まんじゅうやすし、沖縄風の餅、サーターアンダギーのほか、弁当や漬物、みそなど、日本的な商品の販売を心がけている。

 昨年までは準備した商品が売れ残ることがあったが、今年からティック・トックなどSNS(交流サイト)も活用して開催を告知。

 すると多くの人が訪れ、これまでの準備量が1時間足らずで完売するようになったという。

 月2回開催を求める来場者の声を受け、6月から第1、3日曜日に実施。場所もより広い同県人会の多目的コートに移した。

 現在は販売開始の午前9時を待たず、長蛇の列ができるほどの盛況ぶり。

 琉球国祭り太鼓ボリビア支部のメンバーによるエイサーの披露や沖縄音楽を中心としたBGMが、沖縄色豊かな雰囲気を漂わせている。

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