不要不急の外出禁止措置が出されているベトナム・ホーチミン市。感染拡大は都市部のほか、地方でも広がっています。地方で暮らす日本人を取材しました。
7月12日以降、連日2000人以上の感染者が確認されているベトナム。
15日の新規感染者は過去最多となる3416人を記録しました。
第4波以降、国内の感染者の過半数を占め、不要不急の外出制限が出されているホーチミン市。
その感染は都市部だけでなく地方にも及んでいます。
【記者リポート】
「新型ウイルスの感染の拡大に伴い、ホーチミン市だけでなく北部や中部の地域でもベトナム政府の指示により、生活に制限がかけられています」
中部に位置するゲアン省。
建国の父として呼ばれるホーチミン主席が生まれた場所として知られています。
ゲアン省における15日までの1週間に確認された感染者の数は6人ですが、周辺部で感染者が増えたことを受け、2日まで住民に自宅待機を指示し、一部の幹線道路を封鎖しました。
今も食料や医療を除く店舗の営業が禁止されたままです。
【日系の食品加工メーカーで働く日本人】
「(制限の緩和で)車やバイクは走るようになった。もちろんタクシーも。まだ飲食店は開いていないので、思ったより街は静か」
ゲアン省にある日系の食品加工メーカーに勤務しているこちらの男性は現在、外出を自粛。
食料を店舗やハノイ市の友人に送ってもらいながらの生活を送っています。
【日系の食品加工メーカーで働く日本人】
「都会と違うので病院の不安がすごくある。万が一、感染したらどこへ行くのだろうという恐怖感があるので、極力人に会わないようにしている」
ベトナムでは感染が収束した地域でも再び広がっている所があり、国民の不安は増しています。
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