2025年7月、徳島自動車道でバスとトラックが衝突し、2人が死亡した事故で、警察は9月19日、トラックの運転手を容疑者死亡のまま、書類送検しました。

2025年7月、阿波市市場町の徳島自動車道で、松山から神戸へと向かっていた高速バスと、愛媛県四国中央市の会社が所有する中型トラックが正面衝突しました。

この事故でバスが炎上し、乗客の女性1人とトラックの男性運転手の2人が死亡、12人が重軽傷を負いました。

警察はこれまでにドライブレコーダーの映像や道路の痕跡などから、事故直前、トラックの右前方タイヤがバーストした際、適切なハンドル操作をしなかったことが事故の原因と断定しました。

このため19日、愛媛県在住で当時55歳だった男性運転手を、過失運転致死傷の疑いで容疑者死亡のまま書類送検しました。

一方で、トラックを所有し、男性が勤めていた建設会社の家宅捜索を行いましたが、タイヤがバーストした原因が特定できず、不備は確認できなかったとして、送致に至りませんでした。

また警察は、トラックに搭載されたクレーンの格納状態について、法律違反に当たるか調べていましたが、こちらも立件には至りませんでした。

現場は片側一車線の対面通行区間で、中央分離帯やワイヤーロープなどは設置されていません。

ドライブレコーダーにはトラックが反対車線にはみ出して走行する様子が映っていて、警察は男性が適切な運転をしていれば事故は防げたと判断しました。

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