本学は9月12日、地域発の技術ベース新規事業創出プログラム「岡山テックプランター2025」に関する説明会を、株式会社リバネスおよび株式会社中国銀行と共催しました。会場となった共創イノベーションラボ「KIBINOVE」には、本学の教員や学生が集まり、両社の担当者からプログラムの趣旨や応募方法、過去の成果について説明がありました。

 説明会には、過去に本学から同プログラムに挑戦した学術研究院医歯薬学域の高橋賢准教授も登壇し、「臓器チップ」に関する研究の社会実装の進展状況を紹介しました。

 岡山テックプランターは、ものづくり、AI、医療・ヘルスケア、環境、エネルギーなど幅広いリアルテック領域における研究シーズを基盤に、事業化や社会実装を目指す人材を発掘・育成する取り組みです。大学や研究機関で生まれた成果を地域に根差した形で社会へ展開することを目的としており、本学からも毎年複数の研究者や学生チームが挑戦しています。過去の「岡山テックプラングランプリ」では、本学の教職員や岡山大学発ベンチャー企業が各賞を受賞するなど、その成果は地域における新産業創出やベンチャー育成に結びついています。

 2025年度のエントリーは8月から始まっており、来年2月28日には中国銀行本店大ホールにて「第8回岡山テックプラングランプリ」が開催される予定です。同グランプリは、中国銀行・リバネス・KOBASHI HOLDINGS株式会社により運営され、産学金の連携を通じたイノベーション創出の重要な舞台となっています。今回の説明会では、過去の事例紹介も行われ、産学連携の広がりやベンチャー創出の可能性について参加者は理解を深めました。

 本学は今後も、研究成果の社会実装や次世代アントレプレナーの育成を重要な使命と位置づけ、本プログラムを通じて地域におけるイノベーション創出に一層貢献していきます。

【本件問い合わせ先】

岡山大学 研究・イノベーション共創機構

スタートアップ・ベンチャー創出本部

E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp

※@を◎に置き換えています。




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