ドイツ観光局がベルリンの最新トピックを説明した。左から2番目はドイツ観光局 アジア地区統括局長 西山晃氏

 ドイツ観光局は9月17日、ベルリンからの使節団を招いて2025年から2026年にかけてのベルリンにおけるトピックを説明した。

 1989年11月9日のベルリンの壁崩壊からおよそ1年、1990年10月3日に東西ドイツの統一が果たされてから、まもなく35周年を迎えようとしている。今年は、壁崩壊の日を含む11月8日~15日を「ベルリン・フリーダムウィーク」と位置付けて、自由と民主的対話をテーマにしたイベントを実施する。カンファレンスやワークショップのほか、各国大使館で議論・意見交換会、パネルディスカッションなどを予定している。

 また、ベルリン中心部にある「ベルリン博物館島(ムゼウムスインゼル)」は2025年に開館200周年を迎える。2030年までに複数の特別プログラムを予定しており、2027年にはペルガモン博物館北翼を再公開、2028年に新博物館の改修完了、2029年にボーデ博物館の改修完了というロードマップ。島内のベルリン大聖堂ホーエンツォレルン家地下納骨堂も6年の修復を終えて2026年初頭に再開予定で、新たに常設展示・カフェ・ミュージアムショップも開設するという。

 2025年11月には、シルク・ドゥ・ソレイユ欧州初の常設公演がベルリンで始まることが決まっており、初演作品「Alize(アリゼ)」のためにポツダム広場劇場の改装も行なっている。

ベルリン観光局 CEO ブルクハルト・キーカー氏ベルリン観光局 国際マーケティング部長のラルフ・オステンドルフ氏ベルリン・フリーダムウィーク(2025年11月8日~15日)

 ベルリン・ブランデンブルク空港からは、直行便のない地域からのアクセスでは東京(羽田・成田)が世界第2位と大きな市場であることが述べられたほか、2025年1月~6月の渡航者数は、すでに2019年と比較しても102%まで回復済みであると説明した。

ベルリン ブランデンブルク空港 ネットワーク部シニアマネージャー ヨハネス・モールマン氏ベルリン・ブランデンブルク空港はドイツで3番目の規模ベルリンへ直行便のない市場(Unserved market)では東京が世界第2位ベルリンへの渡航者数は2019年比で102%まで回復

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