【横浜市保土ケ谷区】瀬戸ケ谷町在住 前田海悟さん セーリングで国体初出場 滋賀県で9月28日開幕〈横浜市保土ケ谷区〉

前田さん(左)と廣瀬さん

瀬戸ケ谷町在住の前田海悟(かいと)さん(17)が9月28日(日)から滋賀県大津市で開催される国民スポーツ大会に、神奈川県代表としてセーリング競技(少年男子420級)に出場する。前田さんは「5位以内を目指す」と意気込みを語る。

前田さんは現在、逗子開成高校の2年生。幼少期から海が好きだったことから、祖父に連れられて磯子区や江の島などに行っていたという。そこでヨットに乗る子どもたちを見て「楽しそう」と感じ、セーリングを始めた。

小学2年生の時に「横浜ジュニアヨットクラブ」のヨット乗船体験会に参加し、母親に懇願して入会。「同世代の友達が少しずつ増えて段々楽しくなってきた」と話す通り、5年生の時に全国大会、中学3年時にアジア大会に出場した。

高校ではヨット部に所属し、全長4・2mの2人乗り小型ヨットに廣瀬一慧(いっけい)さん(港北区在住)と一緒に乗っている。前田さんはスキッパーと呼ばれるヨットの舵取り役としてメーンのセールを調整しながら進行方向をコントロールする。また、廣瀬さんはクルーとして船上で体重移動を行うことで船体のバランスを保つ。練習は週4日。週末は海上での実践練習に取り組み、その他2日間は同校で筋力トレーニングやヨットの整備などに時間を費やしているという。

2人は、5月に行われた大会で好成績を収め、初の国体出場を決めた。前田さんは「中学生までは1人乗りだったので、すべて自分で操作して頑張った分順位に反映される魅力があった。2人乗りは2人の連携が大切。風や波の状況に応じた迅速な判断が求められる。大会の地形や天候によって、セオリー通りにいかないことも多いのが難しさでもあり魅力の一つ。様々な条件に対応できるように経験を積むことが大切」と語る。

目標は先輩超え

国体を目前に控えた9月13日、2人は神奈川県セーリング連盟が江の島ヨットハーバーで行った強化練習に参加。最終調整を行った。

2人は「昨年出場した先輩たちが5位だったので、5位以内を目指したい」と大会での目標を口にした。

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